Score Archives サンプルの譜面はpdfファイルで、最初の数ページです。 pdfファイルをご覧になるには、 Adobe Acrobat Reader(無料)をご利用ください。 ・ドヴォルザーク スラブ舞曲 第10番 この曲も比較的小さい曲ですので、コンサートの雰囲気を柔らかくするのにお勧めです。譜面ズラはそれほど難しくあのませんが、音楽的表現は難しいかも。 調性は一音下げ、3/8拍子のところを3/4拍子で記譜し読みやすくしています。 全譜面セット ・プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ コンサートに彩りを添えたり、アンコールピースとして使用できる曲ですね。「運命の力」序曲と同様にネット上のデータを基に作成しました。 神秘的なベルトーンや調性の移り変わりなど、表現のし甲斐がある曲です。 全譜面セット ・ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲 ネット上のデータを基に作成致しました。便利な世の中です。 ヴェルディ自身が Overture ではなく Sinfonia と表記したように交響的な作品になっています。メロディーは抒情的で美しく、オーケストレーションはダイナミックで素晴らしい曲です。 全譜面セット ・ホルスト セント・ポール組曲 軽く編曲の出来る曲を、と思って選んだのがこの曲。アカデミアミュージックで手に取った時には、薄いスコアだし、弦楽合奏の曲とはいえ曲想は沸き易そうだったし、割とお手軽にできると思ったのですが。実際にオーケストレーションしてみると、結構な大編成になってしまいました。調の関係もあって、吹奏楽にしては音域が広かったかもしれません。 ホルストのちょっと珍しい曲をお探しの方にお勧めです。 スコア Master Study Score Series S 0056 サンプルスコア リムスキー=コルサコフ 協奏曲三部作 三曲とも魅力的であり、いつかは演奏してみたいと考えておりましたが、いざ譜面を探してみるとなかなか見つからないという代物でした。Kalmus社からリリースされていて、取り寄せは可能なようですが、サックスパートの無い編成となっています。今回の私の編曲は、サックスパート有りで通常の吹奏楽団での演奏が可能となっています。 譜面を探していて諦めていた方が、ここで見つけて頂けると幸いかと思います。 スコア mph Study Score 653 ・トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲 サンプルスコア ・オーボエと吹奏楽のためのグリンカの主題による変奏曲 サンプルスコア ・クラリネットと吹奏楽のための協奏曲 サンプルスコア ・ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ ある事情から急遽編曲になってしまいました。この曲も「悲しきワルツ」ほどは小さい編成ではありませんが、フルバンドの吹奏楽にするにはうるさくならないように注意しました。しかし、ソロはしっかり聞こえて来なければなりません。極力クラリネットの音を少なくし、演奏会プログラムの中でクラリネットが休める曲になることを狙って編曲しました。その分、鍵盤楽器が必要となります。 スコア 音楽之友社 OGT223 サンプルスコア ・シベリウス 「悲しきワルツ」 Op.44-1 グラズノフ交響曲第5番の編曲が遅々として進まなかったときに、それでも何か譜面を書きたいと思い、比較的短めで音の少ない曲として選びました。もちろん選んだからには、いい曲でありまして、シベリウスらしい透明感のある叙情的な曲です。 元々の編成は、管楽器がフルート、クラリネット、ホルン(2)という小さな一管編成ですが、フルバンドの吹奏楽にするにあたり、各楽器の音色が生きてうるさくなり過ぎないように注意しました。 スコア 日本楽譜出版社 301 サンプルスコア ・グラズノフ 交響曲第5番変ロ長調「エロイカ」 Op.55 より 第4楽章 Allegro Maestoso 吹奏楽で演奏するのに都合が良い、B-dur (変ロ長調) の交響曲リストアップしたときに上がった曲です。その後、いろんな作曲家の交響曲全集CDを買い集めるうち、耳に止まり、編曲を思い立ちました。 三管編成で密度も濃い曲なので完成までに約一年掛かりました。 曲は重厚ですがスピード感に溢れ、カッコイイ曲です。B-durとはいえ、何回も転調するため難度はかなり高くなっています。 演奏時間は7分程度ですので、コンクールで取り上げれば効果的ではないでしょうか。 スコア M.P.Belaieff・Mainz Bel 505 サンプルスコア ・シベリウス 「カレリア」組曲 Op.11 20年ほど前になりますでしょうか、車でFMラジオを聴いていたときに流れ、「金管の派手なかっこいい曲だなぁ。」と思ったのです。そのときは曲名が分からなかったのですが、あとで「カレリア」組曲であると知ったわけです。弦楽器の高音部分が多くオクターブ下げた個所もありますので、吹奏楽で演奏するには重くうるさくならないように注意する必要があります。 スコア BREITKOPF & HÄRTEL社刊 PB3897 サンプルスコア ・ドヴォルザーク 交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」より 第1楽章 Allegro 「ドヴォルザークが23歳のころに作曲した最初の交響曲で 、コンクールに応募されたが、入選せずスコアも紛失していた。1923年にスコアが発見されたが、その後出版されたのは1961年になってからである。」(以上ウィキペディアより) そういったわけで、入手しやすいスコアが発売されたのはごく最近のことです。交響曲全集のCDを買ってこの曲を聴き「編曲してみたいなぁ」と思ってからスコアを入手するまで数年掛かりました。 カリオンを思わせるホルンのファンファーレ的主題から始まり、チェコ風のメロディーが繰り返され進行して行きます。 スコア BÄRENREITER TP501 サンプルスコア 独唱アルトと吹奏楽のための作品(4曲) ・ビゼー 歌劇「カルメン」より セギディーリア、ハバネラ 先に編曲した「カルメン」組曲とは別に、独唱アルトと演奏するという形で2曲を編曲しました。セギディーリアは、アルトパートの音符を楽器パートにも参照符として書いてありますので、吹奏楽だけで演奏することも出来ます。先の組曲に組み込んで8曲にしても良いでしょう。 ハバネラは、組曲版とは別編曲となります。組曲版では2コーラス目が後半のみとなっていますが、こちらは2コーラス、フルにあります。 スコアは、 セギディーリア:日本楽譜出版社 182、ドレミ音楽出版社「フランスオペラアリア名曲集 / メゾソプラノ、アルト」 ハバネラ:日本楽譜出版社 76、ドレミ音楽出版社「オペラ名曲選集」 セギディーリア ハバネラ *スコアのピアノパートは独唱練習用の譜面で、吹奏楽合奏では使用しません。 ・ヴェルディ 歌劇「トロヴァトーレ」より 炎は燃えて 「カルメン」ジプシー女の話ですが、この「トロヴァトーレ」の「炎は燃えて」もジプシー女、アズチェーナが歌う歌です。 スコア 日本楽譜出版社196、音楽之友社「ヴェルディ/オペラ名アリア、重唱曲集IV / メッゾ・ソプラノ、アルト、ソプラノ」 サンプルスコア *スコアのピアノパートは独唱練習用の譜面で、吹奏楽合奏では使用しません。 ・ヘンデル 歌劇「リナルド」より 私を泣かせてください 近年TVドラマの主題歌に使われたようで(私は知りませんが)、どこかで耳にした事のある曲ではないかと思います。原曲はヘ長調ですが、今回は変ホ長調に下げてあります。また、オーケストラスコアが未入手のため、ピアノ伴奏譜から吹奏楽へ編曲しました。 スコア ドレミ音楽出版社「オペラ名曲選集」 サンプルスコア *スコアのピアノパートは独唱練習用の譜面で、吹奏楽合奏では使用しません。 ビゼー 「カルメン」組曲 より 前奏曲 アラゴネーズ 間奏曲 闘牛士 ハバネラ 闘牛士の歌 ボヘミアの踊り 市販の吹奏楽譜として出版されている曲を私が編曲するのは珍しいのですが、なぜ編曲したのでしょう? もともと、ビゼーの作品は好きではなく全く聴かなかったのですけれど。有名で演奏効果が上がる曲を、と考えているうちに上がった曲でした。 ホフマンの編んだ「第一組曲」「第二組曲」から、有名だと思われる7曲を選びました。金管、打楽器が派手でなく、木管の実力のあるバンド向きでしょう。 スコア 日本楽譜出版社 76及び182 サンプルスコア ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調 第二稿(1878/80)ノーヴァク版 より 第3楽章 スケルツォ 金管がバリバリ鳴る曲をと思って選んだ曲です。ページ数も少なく、休暇中で時間も取れたため3週間掛からずに完成しました。 有名なブルックナー・トレモロはエリクソンさんの教えに従いあっさり断念しております。管楽器だけでは再現は無理でしょう。演奏の際には音色で考える必要があります。 スコア 音楽之友社 OGT204 サンプルスコア J.S.バッハ 『音楽の捧げ物』 より 六声のリチェルカーレ ドイツ三大Bの残りの一人の作品からです。バッハがフリードリッヒ大王の「六声のフーガを二手で弾くことが出来るものか?」という問いに答えたものです。原曲には楽器指定がありません。 木管と金管が対比するようにアレンジしてみました。特に木管の方は、木管三重奏、木管五重奏、クラリネットアンサンブル、サキソホンアンサンブルと様々に変化します。 スコア 音楽之友社 OGT135 サンプルスコア ブラームス 『悲劇的序曲』 Op.81 どうしてこの曲を選んだかというと、ブラームスはどうかなと思っていたのと、ページ数が少なくて、印刷が綺麗(スキャニングのときこれ重要)だったからです。『ハイドンの主題による変奏曲』と『大学祝典序曲』は吹奏楽版が出ていたと記憶していましたし。『悲劇的序曲』も吹奏楽版があったかなと思いましたが、楽譜ネットで検索してみましたが出ていないようですね。輸入されていないだけかもしれませんが。 スコアは春日に移転後のアカデミアミュージックで初めて買いました。ずいぶん行ってなかったんだなぁ。 スコア BREITKOPF & HÄRTEL社刊 PB3694 サンプルスコア チャイコフスキー 歌劇『エウゲニー・オネーギン』 より ポロネーズ、エコセーズ、ワルツ アカデミアミュージックがまだ本郷に在ったずいぶん以前のこと、会社の帰りにふらっと立ち寄り、衝動買いしてしまったスコアです。しかも歌劇全曲版です。出版はアメリカですが、原版はロシアのため中の文字はすべてロシア語といっていいでしょう。つまり、まったく読めません。 十数年ぶりにようやく活用することができました。ほんの一部ですけれど。 スコア Kalmus社刊 K00545 ポロネーズ エコセーズ ワルツ マーラー 交響曲第1番『巨人』二短調 より 終楽章 始めてから完成までに4年くらいかかりました。midiデータを作るのに1年、吹奏楽に移し変えるのに1年、スコアに整えるのに1年、パート譜まで完成させるのに1年。途中手をつけない時間もかなりありまして、毎年正月の目標に挙げてました。 Overture2で作成したのですが、スコアの作成ではドイツ語のウムラウトの入力ができず、泣く泣くイタリア語で表記しました。きっと間違いがあるでしょう。それにしてもマーラーという人は細かいことまでよく書いてあります。 また、パート譜にばらすと体裁がめちゃくちゃになってしまい(スコアの書き方が悪かったのですが)整えるのにずいぶん時間をかけてしまいました。 B4サイズ(当時A3プリンタを持っていなかったので)で作成しましたが音符が細かくよく見えません。A3サイズに作り直す必要がありますね。 スコアは音楽之友社刊OGT1446を参照しています。 『こだわり派のための名曲徹底分析 マーラーの交響曲』(金子健志著 音楽之友社刊)はたいへん参考になりました。 あるニッポン・ウィンド・シンフォニー様からの依頼により、譜面の全面見直しを行いまた。と言っても、パート譜の譜めくり関係だけだったのですが、、、。見直しているうちに、いくつも間違いが発覚し訂正いたしました。(2012.5.13) サンプルスコア ムソルグスキー 組曲『展覧会の絵』 Overture2を入手してその晩からいきなりフルスコアを書き出すという暴挙に出た作品です。書き始めから2ヶ月ほどで第一槁は完成したのですが、その後の修正に手をつけずパート譜完了まで5年位かかったことになります。 最初は各曲ごとにファイルを作っていったのですが、それではパート譜書き出しがたいへんなことになると気づき、3つの部分にまとめました。 Part1は「ビドロ」まで、Part2は「カタコンベ」まで、Part3は「鶏の足の上の小屋」から後、としています。 ラベルが削除してしまったプロムナードほか、変更された何ヶ所かを復活させました。 スコアは音楽之友社刊OGT221、またピアノ譜はドレミ音楽出版社「ムソルグスキー『展覧会の絵』全曲集」を参照しました。 Part1 Part2 Part3 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番『皇帝』 より 第一楽章 以前所属していた吹奏楽団に、ピアノでトラにきてもらっていた方がおりました。中学時代の同級生であって地元でピアノ教室の講師をされていました。もちろん吹奏楽部出身でした。 ある時の定期演奏会の打ち上げで「やってみたいコンチェルトある?」とたずねたときにこの曲を答えてくれたのでした。「編曲をするね。」と言ったきり十数年が過ぎ、、、 スコアは全音版を参照しました。 サンプルスコア メンデルスゾーン 『ルイ・ブラス』序曲 Overture2はWindows2000に対応していませんし、その後のバージョンも出る気配がありませんでしたので、ついにFinaleへの乗換えを決意したのでした。しかし、いきなりFinaleは高価過ぎますので、Allegro2003で手を打ちました。 Allegro2003で作成した最初の曲です。Overture2と操作性があまりにも違うのでかなり戸惑いましたが、2ヶ月くらいで完成しました。パート譜にばらしてからの修正が少なくてすむのはよいです。 スコアはEulenburg No.611を参照しました。 サンプルスコア |