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388.毎日楽器を吹いていたら

2013.12.1


 現在所有しているユーフォニアム Besson SOVEREIGN 9672 は25年程前に買ったものです(#237の年とちょっとズレているのは“程”の許容範囲だとお察しください)。つまり、社会人になってから購入したものであります。ですから、学生時代と違って毎日吹くという使い方はしたことのない楽器です。この楽器を、前回述べたように毎日吹いていると、今までに無かったようなことが起きて参りました。単に、私の努力が足りなかったということもありますけれど。

 ロング・ブレスダイエットに倣って、4拍深く吸って12拍お腹に力を入れて強く吹くというロングトーンを中間のFからHigh B♭まで半音階でします。これだけで、16拍×18音で288拍。四分音符=60でやりますので、5分近くになります。もちろん最初からハイトーンはまともに出ません。今まで、ハイトーンの練習などしたことが無かったものですし。それでも続けているうちに、何とかなってきました。
 ロング・ブレス・ダイエットとしてもかなり有効なものだと思います。
 その後で、リップスラーを今まで苦手だった中低音方面で行います。やっぱり、最初は速く出来ませんのでゆっくりから始めます。上昇するときが特に苦手だったのですが、少しずつ音を外さなくなってきました。
 それから、音階練習。とりあえずまだB♭major スケールだけですけれど、High B♭までやっています。
 ここまでで、15分位でしょうか。そして、曲の練習をします。Solo曲、協奏曲を2曲。これで小一時間になります。
 まぁ、まだスタミナが付いていないし、一時間以上はバテてしまいますから。

 このような練習ですが、一か月以上も続けていますと、変わって来るものがあります。

 まず… 体重。 それかよ、という感じですが。でもざっくり2kg近くは落ちてきたような気がします。今まで、無駄に脂肪が付いていたので落ち易い?のかもしれません。でも、増えるよりはかなりマシです。ズボンのベルトも楽になってきました。これは、続けて経過を見るしかないです。忘新年会シーズンということもありますから。

 それから、自分の部屋で吹いていた時は気付かなかったのですが、久しぶりに市吹の練習で吹いてみたら音色が変わっていたのです。これには驚き。これまでの音色は、明るく広がるような音色だったのが、しっとりまとまる(シャンプーじゃないんだから…)という感じ。悪く言うと、籠った感じなので、ちょっと困った気もするのですが、ブリティッシュ系の音色に近づいたような気もします。なので、これも続けていれば、もっと変わって来るでしょう。

 楽器の抜けも変わって良く響くようになってきました。籠った音色というのと矛盾するようですが、楽器自体は軽く抜けるようです。毎日息が入ると違ってくるものですね。

 それから、タンギングも軽くなってきました。今までまともに練習していなかった(逆に、何をまともに練習したというのか?) トリプルタンギングはちょっと出来る様になってきました。

 まだまだできない事は沢山ありますが、やっぱり毎日続けると出来ることが増えていくような気がします。

 冬の間は、唇も荒れやすいのでケアも大事になりますねぇ。ちょっと、唇が痛くなってきたところです。

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