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353.来期の方針

2013.3.24


 3月も末になってきますと、会社では当期の業績まとめや来期に向けた方針の策定など、慌ただしさを増してまいります。
 私の編曲は、別に年度の区切りもありませんし、目標も立てていないので、3月末だから特に何をしなければならないというものではありません。ちょっとは模様変えなどした方がマンネリ感から脱却できるかなぁ、などと思いますが、そこまでやる元気もありません。

 そうは言っても、今後何をやって行きたいかとか、おぼろげながら考えていることがありますので、ちょっと書き出してみたいと思います。大体私は、人を驚かすのが好きなので、次に何を編曲するかとかは黙っていることが多いのですが、あまり驚いてくれる人もいないので、まぁ、いいかなと。編曲によって生計を立てているのなら、人気曲を編曲して売り上げ増を考えなければなりませんが、そうではないレアな曲ばかりを扱っていますので、もともと知られていない曲を編曲しても驚く人は、少ないのでしょう。吹奏楽で演奏できる曲のレパートリーを増やしたいと思ってはいるのですが、ドヴォルザークの交響曲第1番などは何のリアクションもありませんでしたからねぇ。

 さて、現在はG.ホルスト『セント=ポール組曲』を編曲中であります。これは、ほぼ7割方終わっておりますので4月中旬には完成できるものと思います。第2楽章を除いた市販譜(高い!)は有りますが、こちらは全楽章ですよー、と大きな声で言いたいです。

 次は、ベートーヴェン交響曲第5番の見直し。第3番は昨年末にやりましたので、順次進めていきたいと思います。第7番もリクエストが多いので早めにやっておきたいです。
 交響曲第1番は最初から全部やり直したいです。なにしろ、最初の頃の編曲で訳が分かっていないところがたくさんありますので。
 交響曲の偶数番はリクエストがほとんど無いのですが、やはりいずれは整えておきたいです。時間が掛かることですので、焦らずゆっくりやって行きます。リクエストがあれば早めたりしますけれど。

 ベートーヴェンの交響曲以外では、以前から気にはしている
ムソルグスキーの交響詩『禿山の一夜』原典版ですかね。ただ、労力が大きそうなので気力がある時か、演奏のアテがある時でないと手を付けにくいかもしれません。

 それから、#148で取り上げました夏の曲
オネゲルの交響詩『夏の牧歌』。『禿山の一夜』程労力は必要ないと思いますので、気が向いた時に出来てしまかもしれません。さらに、

 シベリウスの曲は、『カレリア』組曲、『悲しきワルツ』を編曲しましたが、『トゥオネラの白鳥』も気になっています。弦主体の曲で、高音域側が多いので、吹奏楽では難しいかもしれませんが、いい曲だなぁと思っています。シベリウスは嫌いと以前は言っていたのに。

 以前嫌いと言っていたプロコフィエフについても、
交響曲第1番『古典』を編曲してみるのはどうかなと思っています。全楽章でも16分程度の曲ですから、吹奏楽で演奏しても悪くはないと思います。

 いま思いついているのはこんな感じです。やっぱり需要がありそうな曲ではありませんねぇ。吹奏楽の可能性を広げるというのも一つの喜びと考えて、進めていきましょう。
 それで、どこかで演奏して頂ければ、また嬉し、です。

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