去年だったか、駒ヶ根市吹で指揮者に就任した頃、練習のあとでこんなことを耳にしました。 「三谷澤さんって、先生ですかって訊いて来た人がいるよ。」 そう言ってくれた方は付き合いが古い方ですが、「先生ですか?」と訊いて来た方は、私のことを知らない人でした。 「どこが先生に見えるのかねぇ。」とか「こんなアホな先生がいて良いのかねぇ。」なんて答えた覚えがあります。 それから、今年の四月。岐阜県で行われるカルタ大会に、女房と子供が出場を予定していたのですか、女房が事情により出場できなくなり、子供だけは出場させたいと、私が岐阜まで子供を連れて行ったことがありました。その時に、女房の知り合いという方にお会いしたのですが、後で女房が、 「ご主人は、先生をされているのですか?」 と訊かれたようであります。まぁ、このとも、又聞きではありますが。 更にその後、某紳士服店に礼服を作りに行った際、そこの店員さんに、 「三谷澤さんは、先生をされているのではありませんか?」 と訊かれました。この時は直接ですね。 たまたまかも知れませんが、三回も訊かれますと「本当に先生に見えるのかなぁ。」と思ってしまいますね。 先生に見えるって事は、どういう風に見えることなんでしょうか。先生だっていろんな方がいるわけですし。あるいは固定したイメージなんてのがあるのでしょうか。私が思う一般的なイメージというと、 ・まじめ。 ・厳しそう。 ・頭が良さそう。 ・偉そう。 ・説教しそう。 ・理屈っぽい。 うーん、こんなとこですかね。ただ、知り合いの先生方は、明るくて元気な方が多いので、私の感じるイメージに合わない人は多いのですね。 私がどう見られているかについては、#122にも書きましたが、 ・落ち着いている。 ・理論的に物事を考えている。 あたりは、先生らしく見えるイメージかもしれません。 一人で考えても分からないので、女房の人に訊いてみたいと思います。さて、その結果。 ・態度がでかく、偉そうだ。 だそうです。あぁ、そう見えるのですか。 確かに、市吹の練習で指揮などをしていれば、皆さんにいろいろなことを納得していただくために、いろいろと説明などをし、時には態度がでかくなることもありますけれど。普段吹奏楽とは関係ない場面での態度もでかく見えるって事ですかね。ちょっと困りました。 嘘かホントか分からない怪しげな心理テストの中に、「一番なりたくない職業は何か?」という質問に対し答えた職業が、実はなりたい職業なのだ、というのを見たことがあります。 この「一番なりたくない職業」というのが、私にとっては「先生」だったのですね。ということは、私は先生になりたかったのかな? なりたいという気持ちもあったかもしれませんねぇ。そんな思いが、先生に見えるような態度を取っているとか・・・・・・。我ながら無茶な理屈だとは思います。 また今度、「先生ですか?」と訊かれたら、何か気の利いた答えをしようかと思っているのですが、何かいいアイディアはありますでしょうか。募集いたします。 では、よろしくお願いいたします。 |