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197.私のPC遍歴~ノートPC編

2009.6.20


 今回は私がこれまでに所有してきたPCについて書きたいと思います。これまでも時々触れてはおりましたが、音楽ソフトに関することがほとんどでありました。サイトの性質上そうなっておりました。しかし、たまにはPCそのものについて書いてみたいと思います。要は、ネタ切れです。
 PCといいましても、ノートタイプとデスクトップがありまして、両方合わせると20台弱になり、一回では書き切れませんので、まずはノートPC編です。

◆1.日本IBM / ThinkPad 530CS (2605-7FD)

 Windows時代のPCの中で初めて購入したのがこのノートPCです。
B5ファイルサイズと言ったでしょうか、非常に小さくよくできたPCでした。
Windows時代と書いたのは、それよりも遥か昔の学生時代にBASICで動くPCを持っていたので、それを含まずということです。SHARPのMZ-700という機種でした。これについては#114に書いてあります。
 話を戻して。ThinkPad 530CSは勤務先の関係から安く入手できるということで、Windows95の発売直前に購入いたしました。ということはOSはDOS7.0 & Windows3.1でした。「Windows95アップグレードクーポン付」で無料でWindows95にアップグレードできるはずでしたが、付いておらず、結局自分で購入することになりました。
 購入次期は1995年10月頃でしたかね。確か本体と増設メモリ、SCSIカードで28万円ほどだったと思います。増設メモリは純正品を買ってしまい、後でサードパーティー製ならかなり安いことを知りショックを受けたことがあります。
 また、DOSなんてものをよく知らないうちに、「メモリエリアを拡大する(だったかなぁ)」とか言うコマンドを実行してconfig.sysが書き換わってしまい、Windows3.1が起動しなくなってしまって途方に暮れたとか、CDドライブを買ってきたものの、認識させるのに冬休みのまる二日掛かったとか(これも、config.sysの書き方が悪かったせい)、今思うとドンくさいことをしておりました。
 しばらくしてから「ミュージ郎8800」というMIDIパッケージを購入しまして、コンピュータで音を出すことを始めたのでした。この時の音源はまだ活躍中です。しかし、Windows95はよくフリーズして、データの打ち直しを何回もしたものです。


◆2.日本IBM / ThinkPad 560 マルチメディアモデル(2640-FVE)

 530CSの非力さが気にはなっておりましたが、大枚を叩いておりましたので我慢しながら使っていたのでした。ある時、ちょっと離れた市の某家電量販店でこのモデルを見つけます。36万円ほどの値付けだったでしょうか。560といえば発売当初は60万円ほどしており高嶺の花だったわけですが、モデル末期とはいえ36万円というのは格安に見えました。それでも買う気にはなっていなかったのですが、、、、。
 この店は、当時他店の価格より絶対に安くするということを言っておりました。冷やかし半分で「秋葉原の某店で、33万8千円で出てたけど、それより安くなる?」と聞いてみました。その店員は某店は知らないと言いましたし、33万8千円の証拠もなかったのですが、「33万円」などと言うものですから、即「買います。」と答えてしまったのでした。大変な衝動買い。現品は取り寄せで後日受け取りということでした。1997年3月のことであります。ということは530CSは1年半程度しか使わなかったのですねぇ。
 受け取り時にひと悶着ありまして、買った店は家からやや遠かったのですが、受け取りは近所の店舗ということで、商品が届いたという連絡を受け、喜び勇んで取りにいきました。帰宅して箱を開けてびっくり。PC本体が入っていません。PCが入っていなければ箱の重さでわかるだろう、とお思いでしょうが、マニュアルだかなんだか沢山入っていて十分重かったので気付かなかったのです。慌てて、店に電話をして、新品を取り寄せてもらうことにしました。どうやら展示品の箱を間違えて送ってきたようでした。再度後日、取りに行ったときに、サービスでインカムを付けさせました。
 画面が530CSと比べて画面が広くなり能力も上がり快適になりました。

 1998年の暮れ、Windowsの再インストールなどをグシャグシャしているときに、突然ハードディスクが起動しなくなりました。この頃になるとデスクトップも使っていたので、PC作業が全く出来なることは無かったのですが、PCが動かなくなるというのはどんなときでも焦るものです。何度スイッチを入れても起動しないので、いよいよ故障ということで、修理に出そうとなるわけですが、ノートPCの修理代というのは非常に高額なのであります。つまり、PC本体はどんどん安くなって行きますが、修理パーツは発売当初のままということです。
 まず、買った店ではない別の家電量販店へ持ち込みました。まぁ、この店が一番近く、サービスも良かったので。買った方の店は、昔も今もサービスはアレなようです。とりあえず、IBMに見積もりを取るのに技術料として5,000円掛かるというのです。そこで、修理するかしないかを決めます。それをしなければ始まりませんので、しぶしぶ5,000円を支払い、見積もりをお願いしました。
 数日後、見積もりが来ました。「ハードディスクの故障ですでに交換用のパーツはない。別の新しいハードディスクに交換すると10万円。」とのこと。何でハードディスクの交換ごときに10万なんだよぉ、と即刻断りを入れました。
 直すためには自分でハードディスクを入手、交換しなければなりません。ネットで改造の記事を探し、換装できるハードディスクを特定し、秋葉原のショップに注文いたしました。ネット通販を利用したのはこのときが初めてです。無事4.2GBのハードディスクを2万5千円位で入手し、換装することができました。


◆3.東芝 / DynaBook ss PORTÉGÉ 3000 (PAP300JC)

 そのように560のハードディスクが壊れているときに店頭で見つけてしまったのがこれです。560が生きるか死ぬかの瀬戸際というときに、19万8千円という値段につられてふらふらと購入してしまいました。暮れも押し迫った12月30日ではなかったかと思います。当時やはり25万~が主流だったので、このようなスリムノートが20万を切っているというのは安かった(と思ってしまった)のです。購入に当たっては延長保証を当然付けました。
 560は直ったのですが、ノートPCが2台あっても仕方ないので560は親戚の方にお譲りいたしました。あ、560を買ったときの530CSは同僚にお譲りしております。
 このPORTÉGÉ 3000はB5スリムノートであって携帯性に優れておりました。しばらくは、会社へ持ち込んで仕事などに使っておりましたが、業務用のPCは会社が支給してくれる様になると、お家での待機が増えてくるのでした。家ではデスクトップを使用しますので、これから後しばらくは、ノートPCを使う機会は減って行きます。
 東京に引っ越してからサブPCとして使ったり、子供用に使ったり、Windoes2000をインストールしてみたり(さすがに起動が遅くて使えたものではなかった)、改造記事を見てクロックアップなんかもしてみました。ただ、夏暑くなると発熱が酷くて安定動作はしなかったですね。もともとWindows98でもフリーズしやすかったですから。最終的にはHARD-OFFで下取りしていただきました。「表」か「裏」のどこかに書いたはずなのですが、見つけられませんでした。
 →「雑談の間」の2006.2.18の書き込みでした。「裏」を始める前です。


◆4.Fujitsu / FMV-BIBLO NE5/650R
 さて、このノートPCは富士通の2000年冬モデルです。購入は2000年暮れか2001年の年明けですが、私ではなく父親です。購入価格は不明ですが、当時の情報を検索してみます27万5千円程度していたようです。
 父は写真などをやっており、大量の画像データを扱うのですが、このモデルのWindows Me は最悪のOSといわれたとおり、ハングアップしまくっていたので辟易していたようでした。私がデスクトップのWindows2000マシンを仕立て上げ、差し上げると、父にとってこのノートの出番は無くなる事になりました。
 そこで、私が頂戴いたしまして東京に持って行ったのが2005年頃でしょうか。このホームページを始めた頃には持っていたことになっています。帰省で家に返る時など持って来てなにやら譜面をいじっておりました。(ライセンス違反にならないように、インストール、アンインストールの繰り返しです)
 Windows2000をインストールして使用しておりましたが、やはり当時使っていたデスクトップと比べると非力でありました。悲しいかな、だんだん使う機会はなくなり、邪魔になってきており、東京でPC-DEPOTに下取りに出そうとしたのですが、値段がつかないということで、もうしばらく所有していたのです。その顛末は「裏ベー全編」2006/12/10に書いてあります。


◆5.Fujitsu / FMV-BIBLO NF60T
 2006年の秋から暮れに掛けては気分の優れない日が多く、ストレス解消のために一丁ノートPCでも買ってやる、と思って買ったのがこれ。そのときの様子は「裏ベー全編」2006/12/9に書きました。
 今日でも問題なく使えるスペックであります。購入価格は14万円。ずいぶん安くなったものです。ノートPCとは言っても、持ち歩くつもりはなく、まぁ、家の中の別の部屋で使いたいときとか、実家に帰省したときに使うつもりで買いました。
 今では女房が、百人一首の読み上げソフトをインストールして、練習場へ持って行って使っています。


◆6. ASUS / Eee PC 900HA

 そして、これがつい先日「むふふ」と言いつつ購入いたしました最近流行のネットブックです。ノートPCよりはスペックは劣る様ですが、上の1~4よりは遥かにハイスペックです。
 高速モバイルカードも申し込みましたので、外でのインターネット接続も可能となりました。旅先なんかでちょいちょいと使うとか、市吹の打ち合わせに持っていって使う様子なんかを夢想しております。



 というわけで、都合6機種を使って参りましたが、これを見直してみると自分のノートPCに対する考えが浮かび上がってきます。4は自分で買っていないし、5はノートPCとして考えていなかったので除外すると、1~3と6についてです。光学ドライブなし、小型または薄型、軽量、ということを意識してますね。これ以上大きかったら、スペック的にデスクトップを選択しちゃうってことです。

 それでは、これらのノートPCのスペックを一覧にしてみましょう。
CPU
Clock
メモリ HDD 画面
サイズ
ドット数
OS 購入価格
ThnkPad
530CS
DX4
100MHz
20MB※ 540MB 8.4インチ
640×480
3.1→95 28万円
ThnkPad
560
Pentium
133MHz
40MB 1.08GB 12.1インチ
800×600
95 33万円
DynaBook
ss 3000
MMX Pentium
233MHz
64MB 2.1GB 10.4インチ
800×600
95 or 98 20万円
FMV-BIBLO
NE5/650R
モバイル
Pentium
650MHz
64MB 20GB 14.1インチ
1024×768
Me
→2000
27.5万円
FMV-BIBLO
NF60T
Turion64 X2 TL-50
1.6GHz
1GB※ 100GB 15.4インチ
1280×800
XP Home 14万円
Eee PC
900HA
Atom N270
1.6GHz
1GB 160GB 8.9インチ
1024×600
XP Home 3.5万円
 ※メモリは増設後の容量

 スペックの差が大きいところ(4と5の間)は、ノートPCの購入に消極的で検討もしなかった時期ですかね。なにしろ、デスクトップとの能力の差が大き過ぎましたから。

 さて、ここで驚きというか「むふふ」というのは、Eee PC 900HAのお値段であります。「さんじゅうごまんえん」ではありません。「さんまんごせんえん」です。特売品やアウトレットを購入したわけではありません。発売後の時間が経っているので多少の値下がりはありましたが、この値段です。いやホント、安く購入できるようになったものです。
 スペックを最初のThinkPad530CSと比べてみると、サイズはEee PCの方が一回り小さいのですが、CPU Clock 16倍、メモリ容量 50倍、HDD容量に至っては300倍などと、アップしております。それでお値段 1/8。恐れ入りました。

 以上がノートPC編です。デスクトップPC編はもっと機種が多く、内容が複雑なので、ボチボチとやろうかなと思います。まぁ、昔話がほとんどですけれど。

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