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198.私のPC遍歴~デスクトップPC編の壱

2009.6.27


 というわけで、ネタ切れの続きです。PC遍歴デスクトップ編。デスクトップと申しましても、ミニタワーのケースに入れたものがほとんどですので、若干正確ではありませんが、そのくらいは良しとしてください。
 では、まず一台目から。


◆1.Fujitsu / FMV-DESKPOWER S167 (FMVS167A1)
 「私の」と言いつつ、これを買ったのは私ではありません。父親です。私がThinkPad530CSを持っているのを見て、「これからはパソコンが必要だ」と思い買ったようです。それまではワープロ機を持っていましたので、主にはワープロの代わりに使おうと思ったようです。
 このマシンは96年の秋に発表されていて、Pentium 166MHz、メモリ32MB、ハードディスク1.6GB、17インチモニタ、Windows95、ワープロソフト「一太郎7」、というスペックでした。購入は96年暮れか97年正月です。定価を調べてみると378,000円(税別)もしています。いくらで買ったのでしょうかね。34万円くらいかな。
 父親は、購入したはいいものの一太郎に馴染むことができず、またこの頃はデジカメ写真も扱っていなかったので、あっという間に遠のいてしまいました。となると、てぐすねを引いていたのは私で、ちょっとずつ私の部屋へ引っ張って来たのでした。
 当時はまだ私も初心者だったので、ノーマルのままでポチポチ使っていましたが、音楽環境は530CSで構築してあったのでFMVでは主にゲームなどをしておりました。
 97年に私は仕事の関係で台湾へ何回も出張へすることになります。台湾といえば、PCパーツです。休日にPCショップ(秋葉原でいうラジオ会館みたいなところ)へ行って、PCパーツやエロゲ・・・などを漁っておりました。日本では未発売のものとか、楽しかったですよ。
 最初に購入したパーツは、Pioneerのスロットインタイプの20XのCD-ROMドライブ。2万円位しました。正直言うとFMV-S167のCD-ROMドライブを壊してしまったので、その修理用として。帰国して、換装を行い動作したときは、うれしかったものです。この程度のことですけどね。こうして、改造への道を歩み始めることになります。
 次に買ったパーツはビデオカード。オンボードのグラフィックではイカンと思ってカノープス製を買いました。機種名は(確かPOWER128だと思うのですが)忘れました。これは日本で買いました。
 まだ台湾出張は続いていて、次に買ったのがハードディスクだったかな。Seagate製の3.2GB、規格はよくわからないで買いましたが、これも2万円程度。当時日本で買うよりは安かったです。3.2GBをプライマリ・マスター、元から付いていた1.6GBをプライマリ・スレーブにして合計4.8GBにしました。
 さて台湾出張が終盤(98年)に近づき、購入したのがCPU。当時のCPUはSlot1が出始めていましたが、FMVはSocket7で、Intel PentiumかAMD K6、Cyrixかという選択肢でありました。アンチIntel を気取っていた私はAMDかCyrixを選ぶことになるのですが、どうもCyrixは相性問題が起こりやすいということで、AMDを選ぶことにしました。K6の300MHzが発売されたばかりだったのですが、高価だったので266MHzを購入したのでした。が、これがちょっとした間違いの始まり。
 FMVにAMDのCPUを乗せるには通称「ゲタ」といわれたアダプタが必要になります。帰国後、このゲタを入手したのですが、対応と書かれているCPUは233MHzまででした。まぁ、266MHzだって動くでしょ、と軽いノリで組み替えてみたのですが、動作せず。がぁん。
 パソコンに詳しい同僚に安く譲って、そのお金で233MHzを買ってきました。
 それでも元のスペックより倍の能力になり、ホクホクして使っておりました。このマシンを使って編曲を行ったのが「展覧会の絵」。何回もフリーズしてブチ切れながら、作業しておりました。
 Windows98を導入したものこの頃ですね。

 現在でも我が家で一番金がかかったPCとして記録になっています。


◆2.自作1号機 / Gigabyte / GA-5AX
 ここから自作の道が始まりますが、そうなると台数のカウントが難しくなるのです。基本はマザーボード(M/B)ベースで数えましょう。
 詳しい時期が思い出せないのですが、98年か99年ですね。「さて自作を始めましょう」ということで最初に買ったのがこのM/B。パーツ一式を買う予算はなかったので、とりあえずM/B、ケース、メモリ128MBを買い(これで4万円くらいでしたね)、CPU、FDD、HDD、ビデオカード、CD-ROMドライブはFMVから外しました。
 一旦、組上げて問題なく動作。ただし、FMV君は空になってしまいました。
 しかし、ここまで出来ると、欲という物はどんどん膨らみます。
・CPUを速くしたい、、、
・HDDの容量を大きくしたい、、、
ということで、CPUはAMD K6Ⅲ-450MHz (Socket 7最速といわれた)、HDDはIBMの9.1GBを購入して行きます。FDDは安いものを購入しました。こうして置き換えたパーツをFMV君に戻して再生いたしました。
 というわけで、デスクトップPCは2台になりました。

 などということをしているうちに、2000年3月、私に東京転勤の命令が下ります。転勤手当てで19インチモニタとPCラックを買い、自作1号機を持って引越ししたのでありました。

 転勤先の職場は秋葉原へ徒歩10分という場所。通勤経路には新宿もあり、まさに天国のような環境になったわけです。

 引っ越した後のこの1号機は、AGPビデオカードへアップグレードいたしましたが、安定性に難があり、自作2号機の構想が盛り上がっていくのでありました。

 自作2号機が完成した後も、1号機はCPUをK6-2+ 550MHzにアップグレードなんだかダウングレードなんだかわからない変更をいたしました。そうやってサブPCとして、もうしばらく生きながらえたのでありました。

〈続く〉

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