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199.私のPC遍歴~デスクトップPC編の弐

2009.7.4


 Gigabyte / GA-5AXに対する不満が募ってきて、世の中はIntelとAMDのクロック戦争に突入しておりました。やはり私もある程度は世の中の流れに乗っていなければならないと考え、次に買ったM/Bは、これ。


◆3.自作2号機 / ASUS / A7-PRO
 PC雑誌などを読み漁り、評判の良さそうなM/BということでASUSのA7-PROを選びました。2000年の暮れだったと思います。CPUはAMD Athlon 900MHzを選びました。メモリは256MBだったかなぁ。OSはWindows98をまだ使っておりました。Windows2000のアップグレード限定版の安いのを入手していたのですが、イマイチ使い勝手が馴染めず、98をそのまま使用していました。
 このM/BとCPUはオーバークロックなどしたりちまちま遊んで、いろいろと勉強になった機種であります。インターネットはまだダイヤルアップでしたの時代です。

 で、2002年新年早々、事件は起きました。
 BIOSのアップデートということをしたのです。当時は割とこまめにアップデート情報を見ており、BIOSのヴァージョンアップなどを見つければすぐにアップデートをしておりました。
 その日も、新しいヴァージョンをダウンロードし、書き換えを行ったのでした。ご存知の方も多いと思いますが、BIOSの書き換えは失敗するとPCが立ち上がらなくなるので慎重にしなければなりません。当然、私も慎重に行った、はずなのですが、、、。何か反応がおかしいな? と思いつつ、PCのスイッチを切り、再起動、、、しようとしましたが、立ち上がりません。全く。画面は暗いままです。やってしまいました。BIOSの書き換え失敗。もう、どうしようもないのです、こうなってしまいますと。さっきまで、ゲーム、インターネット、オフィス、楽譜ソフトがバシバシ動いていたPCが何の反応も示さなくなってしまったのです。
 呆然としたまま、立ち上がらないPCを見つめ途方に暮れてしまいました。

 それでも、気を取り直して再生方法を考えなければなりません。ノートPCがありますのでインターネットでBIOSの修理情報などを集めます。メーカーへ送って修理、修理業者へ送る、などの方法がありますがかなりの金額が掛かるようです。単なる修理にその金額はないだろう、と二の足を踏んでおりました。飲み会でかなりの金を使うくせに、こういうところではケチくさいです。
 修理に金を使うのに嫌だった私は次の手を考えます。同じマザーボードを買ってきて、BIOSのROMを載せ換え起動させ、その状態で書き換え失敗したROMに戻し、BIOSアップデートをすれば良いのです。中古かジャンクだったらそんなに高くないはずです。
 そう考え、会社帰りに秋葉原で探そうと決意いたしました。

 会社の定時終業時刻は5時45分でして、帰宅準備をして会社を出られるのは6時頃でした。秋葉原の店というのは7時半頃にはほとんど閉まってしまいますので、正味1時間程度しか探す時間はありません。秋葉原での1時間はあっという間です。
 ジャンクを探し出すのは不可能とすぐ諦めました。中古ショップなどをあたりますが、同型品は非常に少なく、あっても割と高いものでした。
 1、2日では見つけられず、3日目。7時半近く、閉店間際に飛び込んだ店で見つけました。展示品ではありましたが新品、最後の一枚。値段は3980円。これは先に見つけていた中古品よりかなり安かったです。即、レジへ持って行き「これ探していたんですよぉ」などと用もないことを話し、入手いたしました。
 帰宅してから、先に書いた手順で無事BIOSのアップデートは完了し、この自作2号機は生き返ったのでした。

 で、ふと気付くと、A7-PROが2枚、、、、どうしましょう。(今思うと下取りに出せばよかったんだけど、そういうアイディアは思いつかなかったなぁ)

◆4.自作3号機 / ASUS / A7M266
 自作2号機は再生しましたものの、そろそろスペックアップを図りたいと考えておりました。CPUをオーバー1GHzさせたかったのです。
 そう考え、また秋葉原をウロウロしておりました。そこで見つけたのがA7M266。このM/Bは発売当初非常に人気があり、価格も2万円を越えておりました。この時、発売から1年近く経っていたのですが、意外と値崩れはしていず、多くの店ではまだ1万5~6千円で売られていたと思います。しかし、その店では1万2千円程度でした。買っちゃえモード発動です。なぜ他店より安いのか、製品をよく見てみますとどうやらBIOSリビジョンが古いようでした。しかし、これはアップデートすれば解決出来ることです。(懲りてなかったらしい)
 CPUはAthlon XP 1600+を選びまして、購入と相成りました。メモリもDDRに買い換えなければならなかったので256MB購入いたしました。
 OSはWindows98、BIOSアップデートは、もちろん致しました。

 このホームページを始めた頃には、#2で自作1号機として使用していると書いております。

 かなり安定して使えるPCになりまして、現在でも女房のPCとして現役であります。


◆5.自作4号機 / ASUS / A7-PRO
 さて、忘れてはいけないのが2枚目のA7-PRO。何しろ開封したとはいえ新品同様で使っていません。もったいないではありませんか。
 ということで、余っているパーツをかき集め、自作4号機として組み上げる事にしました。足りないパーツは秋葉原で調達。なにしろCUPがありませんでしたので動かすに動かせません。
 選んだCPUはDulon 1.2GHz。6500円程度でしたか。オーバー1GHzが安く手に入る様になったものだと感心した覚えがあります。
 まぁ、台数があっても用はないので、この自作4号機は程なくして、親戚にお譲りいたしました。


〈続く〉

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