しばらく前から、女房が「一緒にロングブレスダイエットをやろう。」と誘って来ております。私も、体重は減らした方が良いなぁとは思っているのですが、今はダイエットすることがストレスに変わってしまうのを警戒しており、特に体重については気にしないでいる状態です。毎日、計ってはいますけれど。 そういう態度を取っておりますと、女房は「ビリーズ・ブート・キャンプ」でもなんでもいいからやろうと言って来ます。要するに自分一人では続ける自信がないということでしょうか。ビリーズ・ブート・キャンプははキツイですからねえ。私もトライするにはかなりの覚悟がいると思います。最初の三日くらいでかなりの筋肉痛が来ますから、長期休暇など業務に影響が出ない時に始めないといけないのです。 さて、ロングブレスダイエットですが、詳細は美木良介さんの公式サイトを見て頂くとして、その詳細の冒頭に書いたある通り、 「ロングブレス」とは、独自の呼吸法とエクササイズを 組み合わせることによってインナーマッスル(深層筋) を鍛え、効率よく筋肉量を増やして、脂肪を減らす運動です。 ということであります。呼吸と言えば、私たち管楽器奏者が最も大事にしなければならない事の一つであります。その呼吸がダイエットに役立つなら、これはもっと大切にしなければならないでしょう。などと、適当なことを考えたまま、何もしないでいるのが私であります。 話は変わりますが、この三週間余り毎日一時間ほどユーフォニアムかトロンボーンを吹いておりました。今年の演奏会が終わって、自分もちゃんと楽器を吹いていないと拙いと思ったからですね。それまではというと、週一の練習で合奏の始まる前に30分間ほど吹いて良しとしていました。それでは、唇が湿ってきたころにお終いということになります。 楽器を持っているからには、吹かないともったいないという気持ちにもなったのでしょう。毎日、吹いてみたのであります。 基礎のリップスラーから始めて、吹きたいと思って入手したP.スパークの「ユーフォニアムとバンドのためのファンタジー」まで、とりあえずその日飽きるまで吹くことにしたのです。 やはり毎日吹くといいことがありますね。これまであまり出来なかったトリプルタンギングが、少しずつ出来る様になってきました。それから「ファンタジー」に出てくるハイトーン(「パントマイム」に比べれば低いですが)も、少しずつ出る様になってきました。ハイトーンを出すためには、腹筋が必要で息を吹きながら腹に力を入れるのですね。数年前「ビリーズ・ブート・キャンプ」をやって腹筋が強かった頃、ハイトーンが楽に出たことを思い出しました。 というように、三週間ほど続けてみた所で、朝の体重計測でちょっと異変を感じたのです。 変わらず晩酌は続けていたのに、以前のように体重が増えていないのです。若干減っている感じ。このまま晩酌を止めれば、ダイエットになるんじゃないかと…。 そうですね。楽器を吹くことで、ロングブレスダイエットと同じ様な効果が出たのではないかと思うのです。 管楽器奏者にとって、ロングブレスをするというのも、もったいない話です。同じ時間を掛けるなら楽器も吹いて、ダイエットと楽器上達の両立が出来れば、これはラッキーです。 ということで、女房にも楽器を吹くことを勧めることに致します。 【参考文献】 ・美木良介公式サイト ロングブレス |