直線上に配置

361.台湾の吹奏楽CD その2

2013.5.18


 #358で台湾の吹奏楽CDをもう一枚発見し、タワーレコードのネット販売で購入いたしました。CDと書きましたが、実際に送られてきたのはCD-Rに焼かれた物でした。タワレコのページにもCD-Rと書いてあったので問題ではないのですが、発行枚数が少ないということなのか、注文が入ってからCD-Rに焼いているとか、どうなんでしょうかね。ジャケットもカラープリンタで印刷したもののようですし。
 右下に、BRAIN MUSIC の文字が見えますが、日本のブレーン株式会社とは関係ないようです。私はブレーン株式会社の制作と早トチリしてしまいました。まさかBRASN じゃないよな。
 

 『2011世界管楽年会』ということで、そのライブ録音になっています。
 収録曲は、書き写すのが大変なので、ジャケ裏を載せますね。



 この中で、台湾または中国のオリジナル曲と思われるのが、
1、6~7、11、12の4曲でしょうか。

1.Rhapsody "Ma Ka Ta"
 如何にも中華風の曲です。こういう曲が聴きたかったのですねぇ。速い-遅い-速いの三部形式で、明るく楽しい曲です。

6~7.Butterfly Lovers
 この曲名は中国のオーケストラ曲として有名な曲(どなたかフィギュアスケートでも使ってましたし)だと思ったのですが、作曲者が違うのですね。同じモチーフを使って別の方が作曲したのでしょう。似たようなフレーズもちょっと出てきますし、やっぱり高貴な感じの中国風です。また、吹奏楽のためのヴァイオリン協奏曲という珍しい形態です。

11.This Land
 特に中華風ということではない、現代吹奏楽曲です。重くゆっくり始まり、速くなりつつリズムを中心に展開していくところなどは、2~30年前の邦人作品に似たようなところがあります。

12.Totem Pole from Wind Orchestra
 "from" じゃなくて"for" でしょうね。アメリカの吹奏楽曲っぽいです。現代風で行くかと思いきや、ネオロマン風になったりして、如何にも吹奏楽っぽいです。

 演奏自体は、ライブということもあって若干先日買ったNaxos盤より落ちる感じもします。しかし、アジア近隣の国の吹奏楽事情を垣間見ることが出来るというのはなかなか貴重なものです。譜面なども入手できるようになるといいですねぇ。

【参考文献】
2011世界管楽年会 Taiwan Wind Ensemble / Mark Records 9559-MCD

前を読む 『休むに似たり』TOP 次を読む



Copyright(C)2005-13 T.Miyazawa All Rights Reserved.

直線上に配置