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349.何が何だか(続き)

2013.2.23


 大したことのない話の続きを書こうということなので、今回もあまり真面目にお読みいただかないようにと、お断りしておきます。

 その電話機であります。所謂、スマホであったり、iPhoneであったりするわけです。あ、iPhoneもスマホの一機種ですか。どうも、そちら方面に疎いもので。

 スマホは、カメラ、ビデオカメラ、レコーダーの他にも取り込んでしまったものがあります。というか、そちらの方が先だったのでしょう。
 言わずと知れた、パソコンであります。パソコンの売り上げが大分食われているようです。大きなディスプレイが必要な場合は、デスクトップや大きなサイズのノートPC(最近のノートPCはテンキーまで付いているのですね。もはやノートとは言えないような)を使用しなければならないでしょうが、ウェブ閲覧、メールなどはスマホで行った方が快適な場合も多いでしょう。何しろ場所を選びません。某家電屋さんのPCコーナーへ行っても小型のノートPCはかなり売り場面積が減ってきたような気がします。

 かつて、パソコンでゲームが出来る様になり、ゲーム専用機の売り上げを脅かすかと思わけましたが、あまりそんな事は無く、ゲーム専用機は戦略的に生き延びたのであります。
 ところが、現在となるとスマホでゲームをする割合が高くなっている訳ですね。無料ゲームなんてのも簡単にダウンロードでき、種類も豊富であります。まぁ、面白いゲームかどうかというのは別の話ですが。そうなって来ると、数千円しているゲームソフトをゲーム毎に買わなければならない、ゲーム専用機はかなり厳しい状況にあるのではないでしょうか。
 そういう訳で、その電話機は、ゲーム機も食ってしまう可能性があるのであります。

 他にも、電子手帳、電子辞書、地図、カーナビ、なんていう製品群も食っていますねぇ。やはり何が何だかわからない状況で、スマホがあればデータを扱うことは何でもできちゃう感じです。

 そうなって来ると、スマホの機能の中で邪魔なのは、いつともなく掛かって来てそれまでしていた作業を中断させられる電話であります。きっと、近い将来電話機能の無いスマホが現れることでしょう。そして、電話サイズにとらわれる必要が無いので、ディスプレイを見やすいようにちょっと大きめにするのが良いでしょう。
 え、それってタブレットの事ですか。あぁ、そうですか。すでにありましたか。


 などという冗談はさておき、スマホにより淘汰されてしまう製品もいくつかはあるでしようねぇ。私が勤務する会社が製造しているコンパクトデジカメなんてのは、かなり絶滅危惧種といえるでしょう。負けないように機能性能をアップさせると、今度はデジカメの上位機種を食ってしまうという、共食いが起きますから厄介です。

 まぁ、専用機は専用機として機能性能をアップさせ、スマホで出来ない事を出来ないといけないのですね。そうすると、
 →専用機はより複雑になっていく
 →マニアしか使えない
 →販売台数、生産台数が限られる
 →製造原価が下げられず高価になる、または生産できなくなる
なんて、流れが出来てしまうかもしれません。そうなるとやっぱり困るなぁ。

 ということで、スマホの多機能化や高性能化については、困ったものだと思っている、オジサンでありました。

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