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348.何が何だか

2013.2.16


 いつもと変わりなく、大した話ではないので、あまり真面目にお読みいただかないようにと、お断りしておきます。

 工業製品として、静止画、動画、音を記録するものとしましては、カメラ、ビデオカメラ、レコーダー(この単語の意味としては、記録機という意味になるので、音だけに限定するのは変ですが)がありました。
 もう少し、個々に述べてみます。

 カメラ。工業製品として普及し始めたのは、今では銀塩カメラともいわれるようになってしまった、フィルムカメラでしょう。記録できるのは、静止画のみで、撮影したものを観るためには、フィルムを現像して、印画紙に焼き付けるという事が必要でした。大変手間とお金がかかったものです。
 その後、デジタルカメラの登場により、現在に行っており(歴史を端折り過ぎかな)、手軽に撮影と再生が出来る様になっています。

 ビデオカメラ。動画を撮影できるカメラですが、ビデオカメラというと磁気テープに電気的に録画する方式です。それ以前に、カメラと同じように銀塩フイルムに撮影する、8ミリカメラというものがありました。銀塩カメラ程は普及しませんでしたが、一定の地位は保っておりました。
 撮影したものを観るためには、銀塩フィルムですから現像が必要で、さらに映写機が必要でした。更に、スクリーン、暗い部屋も必要でしたね。8ミリフィルムには、音声は記録されないものと、可能なものがあったようですが、話が複雑になりますので割愛します。私の記憶では、父親が映写機を借りてきて、市販の記録映画(沖縄海洋博だったと思う)を観たときは、音声はカセットテープで別に再生しました。シンクロ機能なんてないので、若干のずれはあったということです。
 テレビがビデオテープで録画できるようになったあたりから、先に述べた磁気テープに録画できるビデオカメラが普及し始めました。音声も同時に記録出来るのが標準になりました。ビデオテープの規格は乱立気味であり、私自身動画撮影に興味がなかったこともあり、あまり詳しく知りません。記録方式はアナログからデジタルへと移って参ります。記録媒体も、テープ、DVD、HDD、シリコンメモリへと移ってきております。

 音声を録音するレコーダーというのは、ワイヤーレコーダーというものが先に在ったようですが、一般に普及し始めたりは、テープレコーダーであり、オープンリールといわれるものでした。それがコンパクトカセット、所謂カセットテープになり爆発的に普及いたしました。この辺も、話は大変複雑なので割愛します。その後、CDの普及と共にデジタル化が進み、録音媒体はMDに変わっていきました。しかし、パソコンの普及が進んだために、再生機への記録方法がパソコンからの書き込みがほとんどになり、MDの存在感は大きなものになりませんでした。
 レコーダーもデジタル化が進み、記録媒体はシリコンメモリへと移ってきております。

 デジタル化が進んだ現在ですが、各々の製品の機能の違いというのが、だんだん小さくなってきています。

 デジカメで、動画が撮れるようになり、音声も記録できます。
 ビデオカメラでは、音声の記録はもちろん、静止画も撮影できます。
 レコーダーで、静止画、動画が撮れるのかというと、こういう製品があります。オリンパスLS-20M。静止画撮影の機能は無いようですが。個人的には、この製品の用途が今一解らんです。画像は必要なのかなぁ。画角固定だし。ちょっと前に、安く買える機会があったので、購入を考えてみたのですが。LS-10もまだまだ使えるしねぇ。

 ともあれ、デジタル化が進み、製品カテゴリの敷居が低くなっているということを思っている訳です。それで、LS-20Mのような製品をみつけ、何が何だか・・・と感じたのですねぇ。

 まぁ、静止画、動画、音声を電話機で記録できる時代ですから、何でもアリですね。

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