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335.フットサル

2012.11.17


 毎度、中身の無い話を垂れ流しております。今回もそれに違いませんので、深く考えずお読みください。

 日頃から、オーケストラと吹奏楽の違い、吹奏楽の存在意義などというものを浅く考えております私ですが、つい最近もふと思ったことがありました。

 某スタープレーヤーが選手になったことにより、突然ニュースのスポーツコーナーで脚光を浴びることになったフットサルというスポーツがあります。私の同僚などもチームを作っている者もおりまして、全く知らないスポーツではなかったのですが、サッカーの屋内競技版程度にしか知りませんでした。サッカー選手が屋外で練習が出来ないときに屋内で行うミニゲームとか、それを模してアマチュアが楽しんでいるものだと思っておりまして、まさかワールドカップがあるなんて思いもよりました。

 で、テレビでその試合模様(ニュース番組だから、得点シーンなどの短い部分ですが)を見て思ったのですね。スピード感もあるし、得点もサッカーに比べて入りやすいし、見ていて面白いと。サッカーなどは、90分間見た挙句0対0とか、興奮するシーンが全くない場合もありますからねぇ。フットサル、なかなか面白いじゃないですか、という訳です。

 それで、ふと思ってしまったのが、オーケストラと吹奏楽の関係。サッカーとフットサルとの関係に近いのかも。ということは、吹奏楽の面白味は、スピード感と得点の入りやすさ、、、、得点て何だよ?

 スピード感というのは、身軽さと考えても良いかもしれません。曲を速く演奏できるという訳ではありませんからねぇ。(コンクールでは、時間制限のために常軌を逸した爆速というのは時々ありますが。楽器の機能的に速く演奏できるわけではないですね。)
・チェロ、コントラバスという大型楽器が少ないため、移動が比較すると楽。
・人数の割に大きな音が出せるので少人数で済む場合もある。
・楽器の扱いが、弦楽器ほどデリケートでないので、屋外の演奏もしやすい。
などでしようか。軍楽隊が生まれた理由そのものですね。

 得点の入りやすさは、何と表現すればよいでしょうか。レパートリーが豊富ということになりますでしょうか。基本的には音色は変わりますがオーケストラとは同じ曲は演奏できるはずです。しかし、オーケストラはクラシック曲を演奏する機会が多く、必然的に曲は長いものが多く、一回のコンサートでの演奏曲数は少なくなります。吹奏楽は、節操がないほどいろいろなジャンルの曲を演奏しますし、一回のコンサートで10曲以上演奏するのは当たり前ですね。

 と書いてしまうと、今まで考えていたことと同じではないかという所に戻ってしまいました。

 そういえば、あるスポーツの縮小版として別のスポーツがあるということでは、野球とソフトボールの関係もあったわけでしたし。
 サッカーの様にフィールドの中で相手ゴールにボールなどをシュートするという似て非なるスポーツでは、ハンドボール、水球、ホッケー、アイスホッケーなどがありますしね。それぞれのスポーツの特色を楽しめばよいのですねぇ。

 ただ、オーケストラと吹奏楽との特色の差というのが、スポーツのそれほど大きくなく、スカッと解決したなぁという気持ちにはならないですねえ。私の浅はかな考えは、今後もまだまだ続くのでありましょう。

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