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322.夏休みの研究

2012.8.19


 現在の家に住み始めて2回目の夏になりました。昨年の夏は家の中の整理などをしておりましたので、あまり家周囲のことに気が付かなかったのですが、最近になっていろいろと気付くようになりました。

 我が家は、ほぼ長方形の二階家(一部蔵あり)でそれぞれの面が東西南北を向いております。周囲は約1mの幅で細石を敷いてあります。東側は、勝手口があり4m程の駐車スペースの向こう側に倉庫があります。
 南側は玄関と細石の向こう側には、雑木庭があり、そのむこうには市道があります。今年のGWには、庭と市道の境にラティスフェンスを立てたのであります。
 西側は3m程の駐車スペースの向こう側に隣家。北側は細石の向こう側はすぐに水田となっております。

 最近気づいたというのは、
 「アマガエルが多いなぁ。」というものであります。そりゃ隣に田んぼがありますからねぇ。しかし、多いと感じるのは玄関を出たところ。庭がすぐあるので適当な湿度や日影がありますからいてもおかしくはありませんが、東側や西側では全く見ません。田んぼから移動してくるなら移動途中のカエルがいてもおかしくないと思いますが。
 はい、こんな感じに玄関前の庭に居たりします。たまたま3匹居た所を撮っただけですけれど。緑色のブロックの上だと安心するんでしょうかね。 

 ということで、家の周りでどのくらいカエルを捕まえられるかやってみました。まぁ、真面目な研究ではないので「一匹たりとも逃がさん。」というものではなく、採れる奴だけとるというものです。だって、草むらに逃げ込まれたらわかりませんもの。
 約30分を掛け回りました。このアマガエルというのもなかなかすばしっこい奴でありまして、結構、逃げられたりするわけです。私自身も動きが鈍くなっていますからねえ。子供の頃はこんな逃げられ方しなかったのに、、、クソッ

 で、採れたのがこれだけ。


 ビニール袋に入れながら捕まえておりまして、最後に白いポリバケツにあけました。が、逃げ出そうとするのが速い速い。あっという間に壁を登ってきます。(映画のシーンでこういうのあったなぁ。エイリアンが空調ダクトからやって来るとか)
 勘定してみますと22匹おります。採った場所はというと、南側7匹、北側15匹、東西は0でした。北の田んぼ側は当然多いとしても、南の庭にも割と居ました。まぁ、目につくわけです。

 放っておいたら、


 あっという間に、全部逃げてしまいました。

◆解ったこと 1
 アマガエルは、ポリバケツからすぐ逃げる。


 アマガエルばかり追っかけていても、少々面白くないと思い、トノサマガエルもちょっと捕まえてみました。といっても、大きい奴はジャンプ力も高く捕まえられませんので、今年カエルになったばかりと思われる小さい奴、大きさはアマガエルとほぼ同じです。それでも結構すばしこいのですが。何とか2匹捕まえました。


 同じ様に、白いポリバケツに入れておきましたが、こちらはジャンプはするものの壁を登れず逃げられません。

◆解ったこと 2
 トノサマガエル(小さいの)は、ポリバケツから逃げられない。

 アマガエルの手足には吸盤がありますが、トノサマガエルには無い(あるいは、自分の体重を支えられるだけの吸引力がない)ということですね。大きいトノサマガエルになれば、ジャンプ力だけでポリバケツから逃げてしまいますけれどね。

 この辺で、飽きてきてしまったのでそのまま放っておいたのですが、夕方になってポリバケツを覗きこみ、ちょっと驚きました。
 体の色が白っぽくなってきているぞ。比較するために、もう1匹捕まえてきて、ポリバケツの中に入れました。


 左の2匹が先に入っていた方。右の1匹があとから入れた方。カメラの露出が完全にあっているわけではありませんが、上の写真と比べても色が薄くなっていると思いませんか。
 この3匹で、一晩過ごしていただきました。すると、


 3匹とも同じくらいの色に変わっておりました。カメレオンみたいだ、かなり時間はかかるけど。

◆解ったこと 3
 トノサマガエルは周囲が白いと体の色が薄くなる。

 周りが赤だったら赤くなるのか、紫だったら紫になるのか不明ですが、緑や茶色だったらそういう色に変わるのでしょうね。

 小学6年の子供に、「トノサマガエルの色が変わるよ。」と教えたら、「アマガエルも変わるよ。」と一蹴されてしまいました。子供たちはそれが専門だからなぁ。

 では最後にもう一枚。ふきの葉の上のアマガエル。


 では、この辺で夏休みの研究を終わりにいたします。

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