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312.自炊するのだ3

2012.6.9


 今回は、「自炊」というより「自炊の後始末」といった方がいいでしょう。購入したスコアを裁断してしまうのは大変忍びなく、いくら2冊買って1冊は手元に残すといっても、やはり裁断してスキャンした後に捨ててしまうのはもったいないと思うのです。

 それならば、裁断したスコアをもう一度製本したらどうか、と考えたのであります。
 自作スコアの製本については、以前ぐだぐだと試行錯誤の結果、Adobe Readerの小冊子印刷機能を使って印刷し、中綴じホチキスで綴じるという方法に落ち着きました。ページ数の多い場合は、何冊かに分けて製本した後、接着剤で固定いたします。
 これは、印刷した紙が見開きになって、真ん中でホチキスで綴じられることからできる方法であります。
 裁断したスコアの様に、1ページごとバラバラになってしまったらホチキスは使えません。ページの端をホチキスで綴じるということもできますが、製本というにはちょっとねぇ。

 ということで、Amazonで製本に関する使用品を検索してみました。検索ワードで、「製本機」「製本キット」が出てきますね。

 製本機で出てきた商品を見てみると、糊付けするタイプと、リングタイプがあるようです。どちらかというと糊付けタイプの方が品数は充実しているでしょうか。1万円以下で結構使える製品もあるみたいです。

 リングタイプは、リングの部分が本の厚みより大きくなりますから、本棚に仕舞うには、ちょっと不向きでしょうか。背表紙がないのでタイトルも書けませんしね。

 では、糊付けタイプの方が良さそうなのですが、ちょっとわからないことがあります。どのタイプも、製本カバーが必要そうなのです。裁断した本をそれだけで糊付けできるタイプはないのかな。まぁ、その場合、背表紙は別に用意しなければならないのですけれど、、、。
 接着剤が製本カバーの背表紙の内側についているのでしょうね。そうでないと、機械側の方に接着剤をプールしおかなければならず、素人が扱うには難しくなりそうです。やはり、製本カバーは必要なのでしょう。

 カスタマーレビューなどを見てみると、なかなかいい商品でありますので、一つ買ってもいいかなぁ、などと思ってしまいました。

 そうすると、欲が出てくるもので、自作のスコアの製本もやってしまいたくなります。当然そうなりますよね。しかし、ひとつ惜しい点がありまして。

 通常のスコアならA4サイズで良いし、実際今までもそれでやっております。市販の楽譜もA4か菊倍判です。ところがですねぇ、以前から言っておりますように、最近老眼が進んで参りまして、A3縦サイズでスコアを印刷したいと思うのです。現状のところページの端をホチキスで止めて、それを隠すように製本テープを貼るという手しか思いついておりません。そりゃあ、印刷所などプロに頼めば綺麗に出来るでしょうけれど。
 A3サイズが製本できる安い製本機があれば、すぐに買っちゃうんだけれどなぁ。   

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