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275.プリンタ

2010.12.19


 作成した譜面を実際に演奏で使おうとしたときに、プリンタで印刷する必要があります。一般的にプリンタといえばインクジェットが多いと思いますが、私はインクジェットの印刷スピード、紙詰まり、インク詰まりなどに嫌気が差し、2003年頃にCANON LBP-1420というA3対応モノクロレーザープリンタを購入いたしました。当時の価格で7万円弱だったと思います。以来7年ほど使用しておりますが、時々紙詰まりを起こす以外は、故障という故障をせず使用できておりました。

 「おりました。」と書いたのは、現在ちょっと按配が悪いのです。広い帯状に印刷がかすれる様になったのです。メンテナンスマニュアルを見て、定着ローラのクリーニングを行い一旦は綺麗に印刷出来るように戻ったのですが、またすぐにかすれが出る様になりました。メンテナンスマニュアルによれば、「トナーカートリッジの寿命」ということになります。

 寿命ですか。LBP-1420のトナーカートリッジで印刷できるページ数というのは、メーカーによれば「A4普通紙に5%印字比率で片面連続印刷した場合」で約10,000ページとのことです。譜面の場合も5%程度の印字比率から大きくは違わないと思いますので、約10,000ページは印刷できるのでしょう。
 7年ほどの個人の使用で約10,000ページもの印刷をしたのかなぁ、と、ちょっと疑問に思いました。そこで、記憶にある譜面作成をした曲をあげ、どのくらいの枚数印刷をしたのか数えてみました。

 例えば、ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、スコアが135ページ、パート数が30パート程ですが、クラリネットなど複数の部数を印刷するパートもありますので50部程必要になります、これが各々13ページありましたので、1セット印刷すると785ページほどになる勘定になります。「展覧会の絵」の場合は、2度程改訂しましたし、スコアも複数印刷しましたので、トータルで1300ページ程印刷したのではないかという勘定になりました。
 その他の曲も同じ様に勘定して行き、「カルメン」組曲では約600ページ、「カレリア」組曲では約350ページとなり、過去のトータルで約5000ページを印刷したことが分かりました。 

 10,000ページの約半分ですが、今回忘れていてカウントしなかった枚数とか、印刷ミスとか、譜面以外の印刷もありますので、約6000ページは印刷しているのではないでしょうか。印字比率の5%も誤差があるでしょうから、トナーの使用量としてはなから寿命に近いのではないかと思います。

 が、現状でも印刷で出来ている部分ではしっかり出来ていますので、トナーはまだ残っているような気もします。とすると、トナーカートリッジが劣化しているということになります。
 いずれにしろトナーカートリッジを購入しなければならないのですが、調べてみると価格が、プリンタ本体の約半分。消耗品で儲けようというビジネススタイルみたいですねぇ。7年も使った物だし、新しいプリンタに買い換えてしまおうかなどとも考えてしまいます。トナーを新品にすれば、また7年は使えることになり新機種へ買い換えるタイミングはずっと遠くなります。少々悩みどころではあります。

 買い換えるとしたら、A3対応は必須。スコアを製本する関係から両面印刷を出来るのが良いです。これらの条件を満たした製品は、、、、うーん、今買うには結構いい値段がしますね。ということで、今回はトナーカートリッジだけを買うことにいたします。
 でも、トナーカートリッジを代えても直らなかったら、本体修理だなぁ。金が掛かるだろうなぁ。新しいトナーを買っちゃったわけだから、修理しないと無駄になるし、、、、悩ましい状況であります。

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