自転車を入手いたしました。これは、自転車が欲しくて欲しくて、カタログを集めまくり、ネットで評判など情報収集し、機種選択をして、それから価格の安いところを探し、といった意欲を持った努力で購入した、物ではありません。 同僚の一人が中国へ転勤することになったのですが、彼は独身の一人暮らしで、自転車については中国に持って行くことも実家へ置いておくことも出来ずに、処分を考えていたのでした。 で、ある時の飲み会で、彼は私に「自転車もらってくれませんか?」と問いかけ、私は「いいよ。」と返事をしたのでした。多分。 多分、というのは、実ははっきり憶えていなかったのです。酔っていたから。 数日後、彼が「持ってきたから見てもらえます?」と言うのです。私は訳が分からず「何を?」と聴き返しますと、「自転車、もらってくれるって言ったじゃないですか。」と言います。「知らないよ。」とも言えず、「あぁ、そうだったね。」と言って自転車を見せてもらったのでした。 アルミボディーの折りたたみ式自転車でした。6段変速付き。彼は「ちょっと錆びてるから。」と気にしていましたが、私は特に気にすることはありませんでした。 いくらで買ったものか分かりませんし、只でもらうのもいいことではありませんから、いくらかお餞別を渡して譲り受けました。 それがこの自転車でございます。 折りたたむとこんな感じ、 変速ギアとチェーンの辺がちょっと錆びているくらいです。ずぼらな私なら、新品で買ってもすぐそのくらいは錆びさせてしまう程度の物です。 先に書いたように、最近は自転車を自ら買おうと思ったことがないので、この手の物の価格が幾ら位するのか分かりませんが、まぁ、いい物を入手できたなぁと思っております。 自分の自転車を買った(今回は入手ですが)というのは、36年ぶりくらいになるのかな。小学校5年生のときに、5段変速のサイクリング車を買ってもらったと思います。 当時は、今とは違った魅力的な自転車がありまして、電子式方向指示機(フラッシャーと言っていた)、スピードメーター、AMラジオが付いている物がありましたね。セキネ VX-GTというカッコイイのがありましてね、非常にあこがれておりました。同級生がこれの次機種VX-GTOを買ってもらって、うらやましい思いをしたものです。私が買ってもらったのは、少々地味な別メーカーのフラッシャーとスピードメーター付きの自転車でありました。うーん、郷愁に浸ってしまいましたね。 その後、長野市での学生時代は電車と徒歩、就職してからは車、東京時代も電車と徒歩、というように自転車をほぼ全く使わない生活をしております。 さて、ここで自転車を入手して何に利用しようかということになります。今でも、車と徒歩で不自由はないですから。 私は、ダイエットと称しましてウォーキングを行うのですが、何とかならないかなぁと思っていることがありました。それは、時間です。 一回のウォーキングにおよそ8km歩くとして1時間半ほど掛けることになります。休日ならいいのですが、平日、会社から帰宅後1時間半というと、他の事が出来なくなります。編曲作業が止まる訳です。時間がもったいない。 ということで、自転車で同じ距離を走れば、同じカロリーを消費するのではないかと考えたのです。中学生で習った理科では、仕事量は摩擦×移動量だったと記憶しています。時間ではなく距離なのです。摩擦の方は、体重が道路を移動することですから徒歩でも自転車でも、変わりはないでしょう(結構、嘘っぽいですよ、信じちゃダメですよ)。自転車であれば、時間は大幅に短縮できるのです。 試しに、ウォーキングで1時間半掛かっていたコースを自転車で走ってみました。時間は約1/3の30分程度。結構な疲労感があります。 これは、カロリー消費量は期待できるぞ、と思い確認のためネットで調べてみました。このようなページを発見。表にまとめると
ウォーキングを速歩として、自転車を時速15kmとすると、カロリー消費量は約35倍も違うことになります。こりゃ、歩かなきゃダメだわ。 水泳がウォーキングの1/10以下というのも意外ですね。 もうちょっと探してみるとこういうページもありました。 METS値で比較すると、ウォーキング(6km/h)とサイクリング(16km/h)は、ほぼ同じですねぇ。 私の嘘っぽい考えとも似ているような気がしますねぇ。あ、こちらは単位時間当たりの数値か。 どちらを信じれば良いでしょうか、、、。とりあえず、都合のいい方を信じて、結果を待つことにしましょう。 最後に、先日腰痛で行ったお医者さんに言われた一言。 「腰が悪い人は、自転車は良くないんだけどねぇ。」 困ったもんです。 【参考文献】 痩せる研究所~太ももから二の腕まで! 株式会社カイテック |