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230.目標が要る

2010.2.6


 隠れた名曲を発掘してボチボチ編曲していこうなんて思っていますが、それでも目標のような物があった方がモチベーションを上げられるという物ではないかと思います。だだ、目標を足枷と感じてしまうと、返って辛い物になりますので、モチベーションを維持しつつ負担にならない程度であることが大切です。微妙な線ですね。

 とりあえず考えてみたのが、以前に挙げた交響曲作曲家の交響曲から、一つの楽章ずつ取り上げて全員分やってみる、ということです。さて、そうするとどれ程の量になるかといいますと、

作曲家名 生年 没年 著作権 編曲済み
J.ハイドン 1732 1809 P.D.
W.A.モーツァルト 1756 1791 P.D.
L.v.ベートーヴェン  1770 1827 P.D. 全交響曲
F.シューベルト 1797 1828 P.D.
F.メンデルスゾーン 1809 1847 P.D. 「ルイ・ブラス」序曲
R.シューマン 1810 1856 P.D.
A.ブルックナー 1824 1896 P.D. 第4番第3楽章
J.ブラームス 1833 1897 P.D. 悲劇的序曲
A.ボロディン 1833 1887 P.D.
C.サン=サーンス 1835 1921 P.D.
P.I.チャイコフスキー 1840 1893 P.D. 歌劇「エフゲニー・オネーギン」から3曲
A.ドヴォルザーク 1841 1904 P.D. 第1番第1楽章
E.エルガー 1857 1934 P.D.
G.マーラー 1860 1911 P.D. 第1番第4楽章
J.シベリウス 1865 1957 P.D. 「カレリア」組曲
A.グラズノフ 1865 1936 P.D. (次回)第5番第4楽章
C.ニールセン 1865 1931 P.D.
R.ヴォーン ウィリアムズ 1872 1958 P.D.
A.スクリャービン 1872 1915 P.D.
S.ラフマニノフ 1873 1943 P.D.
C.アイブズ 1874 1954 ×
N.ミャスコフスキー 1881 1950 P.D.
S.プロコフィエフ 1891 1953 P.D.
A.オネゲル 1892 1955 P.D.
A.ハチャトゥリアン 1903 1978 ×
D.ショスタコーヴィチ 1906 1975 ×
L.バーンスタイン 1918 1990 ×
吉松隆 1953 - ×

とまあ、こんな感じです。作曲家の選び方に「いかがなものか」と思われる点もありそうですが、とりあえず私の考えですので。著作権の欄に×がある人は、編曲の許諾が必要な人です。P.D.というのはパブリック ドメインということで著作権は消滅しております。

 交響曲の一つの楽章を編曲済みなのは、ベートーヴェン以外では3人ですね。交響曲以外の管弦楽曲なら、その他に4人ですが、この表に載せていない、J.S.バッハ、ビゼー、ヘンデル、ヴェルディ、ムソルグスキーなどもおりますし、交響曲以外の管弦楽曲を作曲した人は数え切れないほど要るわけです。管弦楽曲を一人一曲ずつとすると目標としては、高過ぎてしまいますね。
 交響曲の一つの楽章の編曲が済んでいなくて、著作権が切れている人を数えてみると、19人になります。何年か掛けて取り組むには、手ごろな数字ではあります。ベートーヴェンで考えてみると、全37楽章に5年を掛けたわけですから、その半分位、3年弱といったところですか。

 しかし、食指の動かない作曲家もおりまねぇ。そういう作曲家でも、何かいい曲を見つけてやってみることにしましょうか。交響曲以外でやってみたくなった時には、自由に加えて行くことでいいでしょう。

 では、残り19人の交響曲から一楽章ずつ編曲していくことを目標にしていきたいと思います。出来るだけ編曲されていて入手が容易な曲は避けるということにします。順番は気分次第ですが、この範囲だったらリクエストを受け付けてもいいかもしれません。ご希望があったら連絡下さい。

 では、そういうことで、あと3年くらい頑張ってみましょう。

 でも、スコアの価格が非常に高い人がいたなぁ、、、どうしよう。

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