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207.コンプリート交響曲コレクション2

2009.8.29


 前回からの続きを、淡々と書いてまいりましょう。

S.ラフマニノフ(全3曲)
ヴァルター・ヴェラー指揮
第1番 / スイス・ロマント管弦楽団、
第2~3番 / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 2枚セットですが、第3番の第1~2楽章がDisc1、第3楽章がDisc2という、ちょっと聴きにくいカップリングになっています。
 ラフマニノフと言えば、ピアノ協奏曲第2番が非常に人気が高い曲ですが、実は交響曲第2番の第2楽章も長野県民の一定の年齢以上の人には、耳馴染みのある曲となっています。それはですね、ある民放TV曲の夕方の5分間ニュースのテーマ曲?に使われていたからです。5分間の番組ですので、使われたのは10秒程ですが、すっかり耳に染み付いています。聴けばわかります。まぁ、歳がばれるかもしれませんが。

R.ヴォーン ウィリアムズ(全9曲)
アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団

 6枚セット。第5番の生演奏を聴く予習のために買いました。他の曲も聴きやすいいい曲が多いです。独特の雰囲気がいいですね。
 チューバ協奏曲も収録されているのも、うれしいことです。

C.アイヴズ(全4曲)
 バラ買いで2枚です。演奏者は揃っていませんが、2曲ずつ入っているので、二人の指揮者と二つのオーケストラで完結しています。
 第1番はロマン派風の耳あたりのいい曲です。どの曲も、賛美歌やアメリカ民謡を題材にして、アメリカの精神を歌い上げている様に思いますが、第2番以降からはかなりゲンダイオンガクになりますので、聴くと驚くことがあるでしょう。でも、そんな第2番が大好きです。

S.プロコフィエフ(全7曲)
テオドレ・クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団

 9枚セットで、その他にピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、管弦楽曲といったバレエ音楽を除くプロコフィエフの管弦楽曲がほとんど網羅されております。
 プロコフィエフの曲は冨田勲さんのアルバム「バミューダトライアングル」で知ることになったのですが、透明感のあるふわふわした響きは、シンセサイザーによる音響効果と思っていましたが、オーケストラの演奏でもそのような響きがしますので、やはりオーケストレーションがそうなっているのでしょう。響きの多いホールでレコーディングエンジニアがそういうセッティングで録音したのかもしれませんが、一種類の演奏しか持っていないのでなんともいえません。
 聴かず嫌いだったのですが、5~7番は好きになってしまいました。

A.オネゲル(全5曲)
ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団

 2枚セット。オネゲルの交響曲はすべてが3楽章で出来ていて、演奏時間は20~30分ですので、5曲が2枚のCDに収まってしまいます。
 学生時代、学校の図書館でオネゲル著の「私は作曲家である」という本を見つけ、そのタイトルだけで感動してしまいました。内容は読んでないのでわかりませんけれど、、。ダメじゃん。
 第2番は「弦楽合奏のための」とあり、管打楽器は編成に入っていないのですが、終楽章に任意でトランペットを入れても良いことになっています。大抵の録音には、このトランペットが入っているのですが、このプラッソンの録音では入っていません。そういう意味で珍しい録音かもしれません。

A.ハチャトゥリアン(全3曲)
ロリス・チェクナヴォリアン指揮アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
 セットではありませんが2枚。ハチャトゥリアンはバレエ組曲「ガイーヌ」が吹奏楽で頻繁に演奏されていますが、交響曲第3番「交響詩曲」も稀に演奏されることがあります。単一楽章の20分もある曲をコンクールで7分程度にカットしてしまうのはいかがなものかと思いますが、確かにカッコイイ曲です。第1番も大河ドラマ的な雄大なメロディーが出てきて、私は好きです。

D.ショスタコーヴィチ(全15曲)
 全曲バラで買いましたので、演奏者は揃っていません。第5番はCD、生演奏ともに一番数多く聴いた曲ではないかと思います。その割には、薀蓄を垂れるほど詳しく知らないのですが。
 5番の次には11番が好きでして、いつか吹奏楽に編曲して演奏してみたいと思っています。

L.バーンスタイン(全3曲)
 レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック

 5枚セット。バーンスタインの自作自演集ということで、3曲の交響曲と管弦楽曲(3枚)、ミサ曲(2枚)が収録されています。管弦楽曲集の3枚セットはLPレコード(3枚セット)で先に持っておりまして、CD化されたので購入したのです。しかし、LPには収録されていた「キャンディード」序曲がCDには入っておりませんでした。僅か5分ほどの曲なのに、、、残念です。収録可能時間ギリギリのCDですから仕方ないかもしれません。


 以上、17人の作曲家の交響曲をコンプリートしておりました。

 さて、それでは比較的名の知れた作曲家の交響曲をコンプリートしていないのは、どれ程ありますでしょうか。今後集めていく指針になるものです。

J.ハイドン 全104曲(番号がある交響曲ということで)
W.A.モーツァルト 全41曲
F.シューベルト 全8曲
F.メンデルスゾーン 全5曲
R.シューマン 全4曲
A.ブルックナー 全11曲
E.エルガー 全3曲
A.スクリャビン 全5曲
N.ミャスコフスキー 全27曲
吉松 隆 現在全5曲


といったところでしょうか。
 ハイドンとモーツァルトは買っても聴かないと思うので止めましょう。まぁ、買ったとしても何十枚セットというBOXですよね。一層聴かないだろうなぁ。
 シューベルトも聴くかどうか微妙です。歌曲の人ですから、交響曲はイマイチだと思うのです。持っている「未完成」「ザ・グレート」を聴いてもあまり面白いと思いませんし。でも、うーん、どうしよう。でも聴いてみようかな、、。
 後はすべてチャレンジしてみようかと思います。ブルックナーは辛そうだから一番後回しでしょうね。
 ミャスコフスキーなどは、私の苗字の「みや」つながりで是非とも揃えたいものです。
 邦人では吉松隆さんだけを挙げましたが、現在リアルタイムで作曲されている方ですので、知っておくのも良いかなと思います。

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