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180.恐ろしいことが…

2009.3.1


 このウェブサイトを見てくださったというある方からメールをいただきました。譜面をお譲りしますと公表しているので、大抵のメールは譜面希望の方からなのですけれど、この方からのメールは違うのです。
 どのようにしてこのウェブサイトを見つけたかということが書かれており、「え゛っ、信じられん。」と私は絶句してしまいました。恐ろしいことです。
その経緯とは、

 ウィキペディアの「展覧会の絵」の編曲者のところに名前があり、

気になって調べてみた、とのこと。

 ウィキペディア!? 調べ物をするときによく利用する、ネット上の検索ですぐにわかるという重宝な百科事典であります。度々お世話になっております。
 「展覧会の絵」の項も何回も調べて見ており、吹奏楽編曲者のリストも知っておりました。でも、そんなところに私の名前が?

 早速、ウィキペディアのメインページへ行き、「展覧会の絵」で検索、目次から、 4様々な編曲-4.3吹奏楽版へ移動します。すると、
 マーク・ハインズリー版、ロジェ・ブトリー版、エルガー・ハワース版、サイモン・ライト版という有名どころのお名前が続き、あの高橋徹さんのお名前があり、一番下に、

三谷澤俊匡版(ラヴェル版を基にしているが、第5プロムナードを復活させている)

などと書かれているではありませんか。どなたが書き込んでくださったのでしょうか。編集の来歴を追いかけてみると、どうやら2008年8月19日に書き込んで頂いたようです。
 それにしても、先にあげた吹奏楽界のビッグネームと同列に名前が載るなんて、、、
 専門教育も受けていない、ド素人が音符の並べ替えを行っただけなのに。このウェブサイトだって3年が過ぎてようやくアクセス数が10,000を超えた程度のほとんど有名ではないのに。あぁ、それなのに、ウィキペディアに載ってしまうなんて、、、恐ろしいことです。

 本当に、どなたが書き込んでくださったのでしょうか。
 ラヴェル版を基にして、第5プロムナードを復活させているという内容まで書かれているということは、実際に譜面を見て下さった方なのかなと思います。私のこのサイトには、基にしたスコアとラヴェルのカットしたプロムナード他数箇所を元に戻していることは書いてあるので、譜面を見なくても知ることは出来ますが、確認もなしに載せることはないと思います。

 ついでに、ベートーヴェン交響曲の吹奏楽版編曲ってことで載っていないか見てみましたが、こちらは載っていませんでした。

 ひとつ気になるのは、保科洋さんも編曲してたはずだけど、ということです。Hoshina Music Officeのサイトで調べてみますと、確かにしていらっしゃいます。保科先生より先に名前が載ったということも、恐ろしいことであります。

 情報を下さったⅠさんに感謝しつつ、今回のネタを閉じようと思います。

【参考文献】
ウィキペディアフリー百科事典 展覧会の絵
Hoshina Music Office http://www.hoshina-music.com/index.html

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