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171.暮れといえば

2008.12.27


 「第九」であります。私はこのようなウェブサイトを運営しており、クラシック音楽に関しては「聴く」のと「編曲」と二つの面から楽しんでおります。「第九」に関しても、両面から、、、ということになるのですが。

 まず、「聴く」方から。
 生演奏は、去年に引き続き今年も聴くことは出来ませんでした(まだ間に合うか?)ので、一昨年の暮れに聞いた、レニングラード国立歌劇場管弦楽団以来という事になってしまいます。何しろ近場での演奏会は期待できませんので、東京なり都会へ行かなければならないのです。なかなかそこまでの元気がないのが最近の私です。
 そういえば、例の大晦日のベートーヴェン全交響曲連続演奏会も小林研一郎さん指揮で行われているようです。私としては岩城さんの思い出を取っておきたいので、聴きに行くことはないかなぁ、と思っていますけれど。誰かに誘われたら行ってしまうかも知れません。
 それは別としても、来年はどこかでひとつ早めに計画して聴きに行こうかなぁ、と考えております。

 「生」が、そういう訳でしたがCDの方は2枚買いました。といいましても、私は演奏の聴き比べということはあまりしないのですけれど。
 1枚目は、フルトヴェングラーの1951年バイロイト音楽祭ライブ。何しろ伝説の演奏ということで、評判はかなりのものです。これ以上のものは無いって感じで。いつかは買おうと思っていたのです。
 東京に行った際、ふらっと入ったタワーレコード新宿店でNaxosから出ていたのを発見して購入いたしました。演奏の方は、神の演奏ということで私のような者が色々言うものでは無いようです。
 もう一枚は、先日買いましたロイヤルフィル・ハーモニック・コレクションの315円のCDであります。指揮はレイモンド・レッパードという事ですが、ソリストと合唱団の記載がありません。まぁ、分かったところで演奏の内容が変わるわけではないので、良しとしましょう。メリハリのある、元気のいい演奏です。まぁ、悪く言えば「軽い」って事ですが。

 「生」が聴けなかった分、CDを聴いて年を越すとしましょう。

 それでは「編曲」の方。
 交響曲第8番の編曲が完了したのが、2007年11月。その後、録音をして今年の1月からは取り掛かる予定だったのですが。遅々として進んでおりません。
 今年は何をしていたかというと、1月頃は作曲なんかしていましたね。その後、「展覧会の絵」の譜面作成やら編曲の修正とか。
 「第九」の方は、そうは言ってもということで、楽譜のスキャンとMIDIデータの作成、Finale2005への取り込みまでは進みました。途中で言い訳をさせていただいたとおり、MIDIの多チャンネル対応を考えているうちに、駒ヶ根市民吹奏楽団定期演奏会の練習がヘビイになり、、、と、更に言い訳を重ねております。
 結局、雲吹定期も一年更新なしとなってしまいました。(アンコール演奏会でもやればよかったかしら。)

 いかんなぁ、とは思っていたのです。

 それで、
  最近頂いたメールがありまして、来年の今頃には是非とも「第九」をやりたいと。詳しいことは伺っておりませんが、かなりの規模のチャリティーの一環としたい、という意向である様です。熱意のある言葉を頂きまして、ここはグダグダ言ってないでやるっきゃないという気持ちになってきました。

 九つの交響曲編曲をやり遂げるのが目的で始めたことであります。最後までしっかりとやらなければなりません。来年の今頃には、結果の報告なんかが出来るようにしたいと思います。(編曲だけなら1年は掛からないはずなんですけれど。)

 それでは、今年最後のネタとなりました。来年もよろしくお願いいたします。

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