私は楽譜認識ソフトは、KAWAIのスコアメーカー4.0を愛用しいてるのですが、いろいろと不都合があることは今までに書いてきたとおりです。 先ごろイーフロンティアさんにmusicsheetについての問い合わせをしたわけですが、そういった際にはユーザー登録?が必要だったりして、その後にはメールが送られてくるようになるのですね。イーフロンティアさんからもメールが来るようになったのですが、その中に楽譜スキャニングソフトの新製品についてのメールがありました。 『Smart Score X Pro Windows』 という製品だそうで、Finale ユーザーには優待価格で提供されるというものでした。優待価格という言葉には弱いですね。ボーナスも近いことですし。 価格設定からみると、スコアメーカーFX2よりは安目になっています。FX2はノーテーションソフトとしても機能の高さをアピールしているので、スキャニングを主な機能としていることを考えると、Smart Score X Pro の方が、認識性能は上位なのかな?という気もします。 実はFinale2005には『Smart Score Lite』という簡易版がプラグインされていたのですが、スコアメーカーに比べ16段という制限は無いものの使い勝手が悪いため、使っていなかったのです。今回のメールは簡易版ではなく通常版の最新ヴァージョンですから、色々と便利になっているのでしょう。デモ版が用意されているようですので早速ダウンロードして試用してみました。が、やはり使い慣れていないソフトというのはすぐには使えないですねぇ。それでも、30分ほどチョコチョコといじってみました。今回サンプルとして認識させてみたのは『第九』の第3楽章です。 感触としては、 1. 認識率は、通常の音符はほぼ問題ないようですが、装飾音符などは誤認識が増えますねぇ。この辺はスコアメーカーの方が上か。 発想記号などもテキストデータとして認識されることが多いので、ほとんど書き直しになってしまいそうですねぇ。スコアメーカーでも発想記号はほぼ書き直しですから、気にすることは無いですが。 2. スコアメーカーFX Pro で非常に問題になった、操作の重さについては、あ、ダメだ、同じように重いです。これではやはり使えませんね。これだったらFinale2005の『Smart Score Lite』の方がまだ使えるのではないかという気がしてしまいます。 ということで、あっという間に購入意欲が失せてしまいました。こうなるとやはり期待は、KAWAIさんのスコアメーカーの次のヴァージョン『FX3』が非常に軽くなって使い勝手がよくなることなのですね。 などということを、つらつらと考えていたのですが、ベートーヴェンの交響曲に関してはすべてスキャンから認識は済んでしまっているので、必ずしもすぐに必要なわけではないのです。『第九』が完了してから、次の曲にどう取り組むかを考えるときでいいのですね。 そうです。こんなことを考えているよりも、早く『第九』を完成させることが先なのです。ここの所また止まってますからねぇ。何とかしなければなりません。 ということで、今回はおしまいです。 |