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137.ラジカセを買おう

2008.5.4


 先日、#130でも書きましたとおり録音機を購入いたしました。それで、練習の様子などを録音してみんなで聴けるといいなぁ、などと思っているわけですが、録音機単品ではイヤホン程度の出力しかありませんので、みんなで聴くことは出来ません。そうなりますと別の機材が必要となるわけですが、何がよいかというとラジカセということになるのでしょう。
 練習や合宿などに持っていくのに、お手軽ということなのですね。で、ラジカセが欲しいということになったのであります。

 この「ラジカセ」という言い方は、大抵の方はご存知だと思いますが、その昔は、ラジオとカセットテープレコーダーは各々単品でしかありませんでした。しかし、時が経ち、合体すれば便利だよなぁという発想から、ラジオカセットが生まれました。略してラジカセ。
 最初は本当にラジオ(AM/FMの2バンド)とカセットテープレコーダのみであり、ステレオでもなく音楽を楽しむ娯楽機器というイメージでは無かったですね。昭和40年代末期のお話です。
 昭和50年頃にはBCLと言う海外の短波放送を聴くのが流行りまして、ラジオはSW(短波)が加わり3バンドになったものが増えました。また、再生音質にこだわって大口径スピーカを搭載したものが登場します。16cmだ18cmとかコマーシャルで言ってましたね。ステレオのラジカセもありましたが、機種数は少なく主流ではありませんでした。オーディオメーカとしてはステレオは高級なものでラジカセで実現するものとは考えていなかったのでしょう。
 しかし、あっという間に流れは変わり昭和52年頃からステレオラジカセが急に増え、大型スピーカ、大出力、高音質を謳うようになって参りました。この頃が一番、ラジカセの質が高い時代だったかと思います。私も一台、某社の高級機を購入し愛用しておりました。
 その後は、不要な機能が増え、海外製品の低価格化による造り悪い製品が増え、私のラジカセに対する興味は失せて行きます。当然のごとく興味はオーディオに向きましたので、せっせとアルバイトをしては単品のコンポを買っておりました。
 しばらくしてCDが登場いたします。CDプレーヤーも当初は高額な機器でした。が、やはり時代の流れには逆らえず、低価格化が始まります。そうなるとラジカセにCDプレーヤーが搭載されるのも当然でしょう。割と最近のような気もしていましたが、20年位前の話でしょうね。
 それからMDが登場し、ついにはカセットが搭載されないものが出てきます。カセットが載っていないのにラジカセというおかしなことになりました。それから後は、もうよく分りません。MDもMDLPとか種類が増えていますし、メモリオーディオが載ったものもありますし、多機能化は進んでいるようです。

 という感じで、ラジカセの歴史の概略を私の記憶のみで語ってしまいました。漏れてしまったネタもたくさんありますけれど。

 さて、話を戻しまして、欲しいとなったら機種を選ばなければなりません。それこそ大昔の中学生の頃は、各メーカーのカタログを集め、予算に照らし合わせながら、機能の比較表などを自作し、ワクワクしながら機種選択をしたものです。そういう訳ですから、選んだ機種については買う前からかなり惚れ込んでいましたね。
 それで、今、機種選択しようと思うのですが、カタログを集めるなんて事はめんどくさくて出来ません。機能比較表だって作る気になりません。
 では、どうしましょうか。今では、インターネットという便利なものがあります。価格比較サイトへ行って見てくれば良いのです。その前に、自分としてどんな機能が必要かを考えておけばいいのです。

【必要な機能】
再生できるメディア CD MD カセットテープ ラジオ(FM/AM)
録音できるメディア MD
入出力 ラインイン スピーカ出力
再生出力 大きい方がいいですが 5W+5W程度で音質が割れなければいいのですが。

機能的には、こんなもんですね。
 とりあえず、CD/MDの再生は当然。私の用途として、録音機の音を再生するために、ラインインは必須です。ラジカセ単体では再生の音質が良くないものが多いと思われるので、スピーカ出力は欲しいと思うのですが、これは無い可能性が高いですね。そうすると再生音質のいいものが欲しいと思うのですが、今のラジカセでは基本的に無理な気もします。

 ということを考えつつ、価格比較サイトへ行って探してまいります。

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