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130.録音機

2008.3.15


 先日、ある機械を購入いたしました。これです。
 
 OLYMPUSのリニアPCMレコーダーLS-10です。どういう機械かというと録音機です。デジタルでCD以上の音質で録音できる能力があります。と言うとちょっと誤解を招きそうですね。録音の音質についていえば、マイクその他の機材の能力や、プロの録音エンジニアのノウハウの総合的な技術で決まりますので、これ一台でそれらより優れると言うことではありません。CDの分解能やサンプリング周波数より高いスペックで録音できると言うことになります。
 この手のPCMレコーダは数年前から私もDTM機器を使用しているRolandなどから発売されており、「欲しいなぁ」とは思っていたのですが、購入には至っておりませんでした。パソコン周辺機器というと2万円以上は高額という意識があり、手が出なかったのです。このあたり貧乏性ですね。
 今回OLYMPUSから発売されたと言うことで、値段的には2万円程度で買えるものではないのですが、ほぼ瞬間的に購入を決意してしまいました。(なぜかウチにはOLYMPUS製品が多くあります。そういう事情があるのですけれど。)

 このデジタル録音ですが、現在ではパソコンとサウンド編集ソフトとマイクがあれば簡単に出来てしまうのですね。ただやはりノートパソコンであったとしても持ち歩くにはちょっと大きい(後述するカセットデッキよりは十分小さいですけれど)し、録音機器として使いやすいかというとそうではないように思えます。 ・・・でも、一度試してみましょうかね。

 話を元に戻しまして、録音機を買ってどうするのかと言うと、吹奏楽の練習などを録音して状況の確認や記録をするのです。練習中に気付いたことでもその場ではメンバーに指示し切れずに忘れてしまうこともありますし、メンバーの皆さんが実際に演奏の音を聴いてみるということも大事でしょう。

 さてそれでは、ついでといっては何ですが、今までに録音機はどのようなものを持っていたか、過去に遡って書いてみます。
 数年前にはポータブルのMDレコーダを持っていました。ある年の正月初売りで定価5万円以上したものが型落ちと言うこともあって2万数千円で売られると言うことで、朝一で買って参りました。後でステレオマイクも買い足し、生録(これでもデジタルですね)ができるようになったのです。が、あるとき録音しようとしたらMDレコーダが動作しないのです。前日には動作していたのに。(どうやら我が家には電化製品を壊しやすい人がいるようで、その後もいくつかの電化製品が壊されました。いつパソコンが壊されるか心配です。)
 保証期間も過ぎていて修理にお金が掛かるのもいやだったのと、私的にはMDが普及しなかったので、そのまま修理もせず、数年後捨ててしまいました。マイクは残っていますけど。

 それ以前はカセットテープの時代になります。ポータブルのカセットデッキは持っていず、オーディオ・コンポのカセットデッキでした。練習などを録音しようとすると会場までカセットデッキとマイク、マイクスタンドを運んで大変な労力を使っていました。当時は当たり前でしたが。

 更に時代は遡ります。
 カセットと言えば、ウォークマン(と言っても今では知らない人も多いのでしょうね)タイプの録音可能なものも持っていましたが、やはり録音に関していえば音質はよくありませんでした。学生時代にアルバイトしてかったのですが、25年前で4万円ちょっとしました。欲しくて欲しくて買ったんですよね。
 マイクロカセットの録音機も持っていました。ちゃんとステレオ録音が出来たのです。マイクロカセットと言えばそれこそOLYMPUSでしたが、持っていたものはSONYのレコーダでした。まぁ、まだ学生でしたからね。
 ステレオラジカセが大型化していた時代でもありまして、一台持っておりました。持ち運びは大変でしたが、よく使いましたね。クリーニングキットとかヘッド消磁機とか買ってメンテにも気をつけて丁寧に使っていました。何しろ高額でしたから。30年前で8万円程度していました。

 中学時代まで遡ると、さすがにステレオではなくなります。それでも生録するときには内臓マイクでは音質が悪いので、ちゃんと外付けのマイクを買ってもらいました。中学生ですので自分で買うわけにはいかず、親に頼んで買ってもらっておりました。

 小学生となると親のテープレコーダを借りていました。60分のカセットテープを1本買ってもらい、テレビ番組の主題歌などを録音していました。それこそ壊れるまで使い込んだ、、、というより壊してしまったのですけれど。

 使っていた録音機とともにその値段も思い出してみました。技術の進歩も大変なものですが、金額的には安くなっていると言うのも大変なことですね。

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