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132.Virtual PCの巻

2008.3.29


 では前回からの引き続き、2案の「バーチャルPC上でWindows98を走らせる」ことを考えてみたいと思います。

 まず、仮想マシン作成・実行ソフトを入手することから始めます。Microsoft から Virtual PC 2007 というソフトが無償で提供されているのは知っていましたが、これはWindows XP Professional以上でないとインストールすることが出来ません。現在ウチにあるマシンではインストールできないことになります。そこで、「窓の杜」。
 仮想マシンというカテゴリを見てみると、VMware Workstation、前述のVirtual PC 2007 日本語版VirtualBoxの三つがあることが分かりました。
 VMware Workstationは有償ですので対象外とすると、残りはVirtualBoxとなります。早速ダウンロードしてインストールしてみました。バーチャルPCの構築自体は簡単に行うことが出来ました。

 次はこの上にWindows98をインストールするのですが、数年前はWindows98のインストールなど何回も行ってやり方を憶えていたのですが、今回は実に久しぶりなので、思い出し思い出し、、、
 まず、起動ディスクを読み込ませなければなりません。ですが、VirtualBoxを立ち上げたときに起動ドライブとしてFDDを読みに行かないのです。何故か分かりません。きっと設定が悪いのでしょうけれど。一旦、バーチャルPCを削除し、再度構築してみると、今度はFDDを読みに行くようになっていました。どういうことでしょう。
 それで、起動ディスクを読み込ませるのですが、、、、。途中で文字化けを起こしてしまい、止まってしまいます。こちらは何回やってもダメでした。
 というわけで、VirtualBoxは使用を断念したのでした。

 で、2案はお終いかというと、そうではなくてもう一つ手が残っていたのですね。MicrosoftVirtual PC の現在のバージョンは 2007 ですが、一つ前に 2004 というバージョンがあり、こちらはWindows2000で走らせることが出来るのです。現在ウチにあるマシンでWindows2000を使っているのは1台あります。女房のマシンなので普段は私は触っていないのですが。

 それでVirtual PC 2004ですが、Microsoftのウェブサイトからはすでにダウンロードできません。確か昔にダウンロードしたファイルがあったかも、と思い探してみると。ありました。消去してなくてよかったですねぇ。

 女房のマシンにVirtual PC 2004をインストールし、バーチャルPCを構築し、その上にWindows98をインストールします。今度はうまくインストールできました。次にようやくOverture2のインストールに取り掛かることが出来ます。インストール自体は通常のソフトと一緒ですから、特に問題なく出来ました。これで数年ぶりにOverture2を走らせることが出来たのです。「展覧会の絵」のファイルを開いてみましたが、ちゃんと編集することが出来ました。

 じゃあ、これで問題なく使えるのかというと、ちょっとイマイチなのですね。
 マシンのスペックはCPUがAthlonXP1600+(1.4GHz)という、数年前には私がメインマシンで使っていたものですが、Vietual PCを通すとWindows98であっても、少し操作がもたつく感じなのですね。ちょっと快適とし言えない感じ。それから、画面の解像度がWindows2000の中にWindows98のウィンドウを開く関係上、一段小さくなってしまうという不自由さがあります。あとは、女房のマシンということで長時間の占有はいけません。

 まあ、最悪動作する環境は見つけられたということとして、次の3案を考えてみることにいたしましょう。

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