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118.マーチを作曲する 第8回

2007.12.23


 第2マーチのメロディーを作ります。コード進行は、
 VIVIIIIVIVIIV→V、
 VI→V→I→III→VI→V→I→IV→V→I

でした。第1マーチは、動きのあるリズミカルなマーチにしましたので、やはり動きを少なめにした滑らかな方がいいでしょうね。しかも、クールでカッコよく。また、曲のエンディングにもなるわけですから、盛り上がりも必要です。要求事項はたくさんありますねぇ。
 第2マーチはこれです
二分音符と八分音符でスケール的に動かして、後半に跳躍を持たせてみました。
 要求に応えているかは、微妙なところですが、何度も言うように素人の一発目ですから、これくらいで勘弁してください。ただ、前回は順を追って作ってみましたが、今回は「なんとなくこんな感じかな」という具合に、すんなりメロディーが浮かんできました。多少は学習効果があるみたいです。

 続いて、トリオへ進みます。コード進行は、
 IIIVIVIIIVV、
 I→I→IV→IV→I→I→VI→V→I

でした。トリオのコンセプトは、「やさしさ」「温かさ」でした。私には縁の薄いような言葉ですが、うまく出来るでしょうか。
 トリオです
二部音符と八分音符を基にしていますので、造りとしては第2マーチに似ていますが、こちらの方が緩やかな感じに出来ています。まずは、思ったとおりですね。
 そしてトリオはもう一度繰り返すことにより、「情熱」へ盛り上げて行こうなんて考えているわけです。同じコード進行でもう一つメロディーを作ります。こちらは動きを持たせてみました。
 トリオの2回目です
これまでは、8小節で一つのフレーズで考えてきましたが、ここでは16小節で一つのフレーズにしてみました。「情熱」的かといわれると、まだかなり冷静な気がしますが、そこはアレンジで盛り上げることにしましょう。

 というわけで、メロディーを都合4つ作ったことになります。なるほど、やってみるとだんだん慣れて来るような気がします。ただ、やはりコードとメロディーは別々に考えるものではないなぁと思いますね。それが出来るようになって、作曲が出来るといえるのでしょう。この曲については、コードを変えたほうがいいなぁ、と思う所もいくつかありますが、それは処女作ということでそのままにしておきます。

 次回は序奏(ファンファーレ)と間奏を作曲し、今まで作った、メロディーと伴奏をつなげてみたいと思います。

【参考文献】
裏口からの作曲入門 ~予備知識不要の作曲道~ / 御池 鮎樹 / 工学社

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