「マーチを作曲する」の第6回となりました。ベース・パートを作ってみます。また、テキストにはありませんが伴奏パートも作ります。 テキストによりますと、 ベース・パートの作成は、実はとても簡単です。 と言うことだそうです。大上段に構えましたねぇ。要点を読んでみますと、コードのルート(根音)をリズム・パートのリズムで作って多少アレンジするというものです。ベースですからバスドラムのリズムでよいのです。 同様に伴奏パートは、コードをスネアドラム他のリズムで演奏するようにすればよいのです。そのままでよいとしたら、確かに簡単です。 その上私は、中学生時代の吹奏楽部ではチューバを担当していましたので、「確かマーチではこんなパターンを吹いていたなぁ。」と思い出せばよいのです。 では、ベースパートから作ってみます。 第1マーチは、基本的マーチのパターンを踏襲しますので、 ド、ソ、ド、ソ、ド、ソ、ド、ソ、、、、って感じです。あぁ、思い出しました。チューバのこれがつまらなくて、ユーフォが羨ましかったのですね。まぁ、私は中途入部だったのでその時点ではチューバパートしか空きがなく、、、なんて昔話は不要ですね。 第2マーチも、作ります。テキストどおりバスドラムのパートに、 ド~ッ、ソ、ド~ッ、ソ、、、、と重ねて行きます。このパターンは、練習のときに「後の八分音符が遅れる」と、よく注意されましたね。遅れないように早めに吹くと「急ぐ」とかいって怒られたものです。単純なようで難しいフレーズです。 前奏と間奏はメロディーを作ってから、その音形からファンファーレを作ってみようと思いますので、ベース・伴奏パートは後回しにします。といいつつ、リズム・パートは出来ているのでなんとなく想像は出来ているのですが。 トリオも同様にベースパートを作りますが、こちらは何度も言いますとおり「温かさ」のある音楽にしたいので、変化を避け跳躍の少ない音形にします。コードを転回させ出来るだけ同じ音が続くように考えています。 あとは、フレーズの最後の小節に多少動きを持たせ、次のフレーズへのつながりを考えます。 さて、ベースパートが出来上がりました。確かにこんな譜面を吹いていた記憶があります。 次は、伴奏パート。ホルンとトロンボーンに登場していただきましょう。こちらの伴奏パートというと、 ン、パ、ン、パ、ン、パ、ン、パ、、、というパターンですね。やることはベースパートの作り方とほとんど変わりませんので、特に悩むことなしに機械的に作ってしまいました。 ただ、同じコードが続くところでも、ちょっと転回をしてみると以外に表情が変わって面白かったりします。これは発見でした。 そういったわけで出来上がった、ベース・伴奏パートがこちらです。。 マーチ No.1ベース・伴奏 なんとなくそれらしくなっちゃいましたね。全体練習で「メロディーと対旋律以外の人、演奏してくださーい。」というこういうことになるのですね。 聴いているとメロディーが浮かんできそうですね。 次はいよいよメロディーの作成です。いろいろなメロディーを考えられるでしょうから、とりあえずは第1マーチからです。 最近、以前のような与太話を書いていないのでちょっと寂しいような気がするのですが、やはりネタがないことには書けません。情報収集が必要ですねぇ。 【参考文献】 裏口からの作曲入門 ~予備知識不要の作曲道~ / 御池 鮎樹 / 工学社 |