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64.続・烏龍茶のはなし

2006.12.9


 そういうわけでおいしい烏龍茶を知ってしまった私です。600gのうち300gは、お土産として人にあげてしまい、残り300gは自分用として確保しました。ダイエットにも効果があると言うことで、腹回りが気になっていた私にとっては、毎日飲むのは当然のことといえるでしょう。
 しかし、いくら300gあると言っても、毎日飲み続ければ減っていきます。およそ3ヵ月後にはついに飲みつくしておりました。その後のことを考えなければなりません。

 当時は、ペットボトルの烏龍茶が流行りだしたころで、各社から数種類の製品が出ていました。しかし、大抵は台湾で教わってしまった「おいしくない」ものでした。時々、いいなと思うものが出てきても暫くして売り上げがよくないと、店頭から消えてしまいます。やはり、あの烏龍茶のおかげで日本人にとっての烏龍茶はあの味になってしまい、他の味が出てきても受け入れられにくいのでしょう。

 そういう時期に、ひとつ「これはいい味だ」という烏龍茶が発売されました。KIRINの「聞茶」でした。井上陽水のCMて覚えている方も多いかと思います。台湾茶葉を使用していると言うことで、いい味でしたねぇ。
 ディスカウントショップなどで箱買いをしておりました。これで日本での烏龍茶入手は安心だ、などと思っていたのですが2年ほどしたでしょうか、だんだん扱う店が少なくなり、ついには市場から消えてしまいました。2年と言うのはこの手の商品にしては短くない寿命でしたが、残念です。その後、烏龍聞茶という名前でリニューアルされましたが、こちらは中国茶葉になってしまったので、私の口には合わなくなってしまいました。

 こうなってくると、台湾茶葉はうまい、中国茶葉はそうではない、という考えになってきます。まぁ、中国茶葉をすべて飲んでいるわけではありませんので、美味しいものもあるとは思いますが、少なくともぺトボトルで手軽に入手できるものでは台湾茶葉の方がおいしいのです。

 さて、市場の方は烏龍茶のブームは下火になってきて、手に入るのは2〜3種類、すべて中国茶葉となってしまいました。暫くはあの国民的烏龍茶を飲むしかありません。

 そんなことを思っているうちに、発売されたのがセブンイレブンとアサヒが共同開発をした「凍頂烏龍茶」です。これは、台湾の有名な銘柄ですから期待できます。飲んでみてやはり「この味だ」と思ったわけです。
 暫くは500mlペットのみでしたが、やがて2lペットも発売され単価も安くなりました。セブンイレブンでしか売っていませんから、他のコンビニへ行く機会がぐんと減りましたね。
 しかし、ところが、やはり、こちらも暫くすると2lペットが店頭から見えなくなります。そしてさらに、500mlペットも消えてしまったのです。
 「ああ、凍頂よ、おまえもか、、」なんて感じで軽く嘆いていてたのですが、500mlペットだけは復活して現在でも入手することができます。

 しかし、最近になってセブンイレブン店頭で見たものは、
「セブンアンドアイオリジナル98円ペット烏龍茶」
えぇ? 自社内競合ですか? どうなるんでしょう。
 ここは是非セブンイレブンさんに凍頂烏龍茶を大事にしていただきたいと切に思う次第です。

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