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59.ぼくはこんな曲を聴いてきた

2006.11.4


 タイトルは、あの話題になった立花隆さんの「ぼくはこんな本を読んできた」のパクリです。立花さんの本が出たときは、そこに登場した本を買う人が続出したという話を聞きましたが、私の場合は「こんなこと自慢してやがる。」とか「あいつはこういう曲を聴いて喜んでいるのか。」という程度に思われるだけなのでしょう。まぁ、そういうことです。

 さて、私がコンサートへちょくちょく足を運び始めたのは、2004年の5月からです。職場がオペラシティーに移るのを期に、せっかく東京にいるのだからコンサートを楽しもうと考えたわけです。
 数えてみましたら先月までの2年半に合計で56回のオーケストラ(プロ、アマ、音大)のコンサートに行っておりました。
 これだけの回数行っていると、同じ曲を聴く機会も当然出てきます。コンサートを選ぶ時点で、好きな曲、聴いておきたい曲を念頭に置きますから、当然そうなります。
 ということで、この56回のコンサートをランキングにして見ました。

 大抵のコンサートは、10分程度の小品(序曲や交響詩)、協奏曲、メインに交響曲などの大曲という構成になっています。このメインの大曲を目当てに行くわけですかすら、ここに何回も聴く曲が出てきます。

 第1位(5回) ショスタコーヴィチ / 交響曲第5番
 第2位(4回) ストラヴィンスキー / バレエ音楽「春の祭典」
 第3位(3回) ショスタコーヴィチ / ヴァイオリン協奏曲第1番
         ベートーヴェン / 交響曲第5番「運命」
         ベートーヴェン / 交響曲第6番「田園」
         ベートーヴェン / 交響曲第7番
         ムソルグスキー(ラベル) / 組曲「展覧会の絵」
         ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番

という結果でした。2回聴いた曲は16曲ありました。
 ショスタコーヴィチの5番です。やっぱり好きなんでしょうね。CDも一番沢山持っていますし。これからも何回か聴きに行ってしまうと思います。
 2位の「春の祭典」は意外ですね。滅多に聴くことができないと思い行ってしまうので、反って多くなってしまったという気がします。ストラヴィンスキーは「火の鳥」は違う版で2回聴いていますが、ペトルーシュカはまだ聴いていません。不思議です。演奏機会の違いでしょうか。
 3位になるとベートーヴェン、ムソルグスキーというメジャーな曲が入ってきます。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は大好きで、メインの大曲より優先して選んでいます。逆にラフマニノフはたまたま3回聴いてしまったという、演奏機会の多い曲なのでしょう。
 ランクインはしていませんが、チャイコフスキーの曲もよく聴いています。
 また、矢代秋雄の「交響曲」を2回聴いているというのは、凄いことかもしれません。演奏機会が少ないですからね。

 ついでに指揮者とオーケストラです。

指揮者
 第1位(5回) 小松一彦
 第2位(4回) 矢崎彦太郎
 第3位(3回) 佐渡裕

 小松さんは新響と芥川作曲賞でよく聴きます。矢崎さんはシティ・フィルで。聴く機会が少ないなあ、と思いつつも3回も聴いている佐渡さん。岩城さんは2回ですが、その内一回はあのベートーヴェン交響曲全曲演奏会。もう聴けないのが残念です。

オーケストラ
 第1位(10回) 東京都交響楽団
 第2位(5回)  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
 第3位(4回)  新日本フィルハーモニー交響楽団
          新交響楽団 (アマチュア)
 第4位(3回)  NHK交響楽団
          読売日本交響楽団
          東京交響楽団

 都響がダントツですが、何故でしょう? 私好みの曲が多いのでしょうか。シティ・フィルはオペラシティのコンサートが多く、チケットが手に入りやすいからでしょう。新響は年4回の定期演奏会で、そのうち2回は私好みの曲をやってくれますから。
 在京の8つのオーケストラは全部聴いていたと思ったのですが、1つ聴いていないオーケストラがありました。日本フィルハーモニー交響楽団です。好みの曲が少ないのか、チケットが手に入りにくいのか、何故でしょう。次は優先して狙ってみましょうか。

 今回は、タイトルから微妙にずれてしまったような気がします。

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