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46.妙な楽器

2006.8.5


 小学生の子供がいると、行事などで時々小学校へ行くことがあります。わたしが小学生だったころと比べて変化していることもありますが、基本的には小学校と言うことで大差はありません。音楽室を覗いて見ても見慣れた楽器があるということになります。

 先日の運動会。入場行進を音楽クラブが演奏しました。CDやレコードなどでなく生演奏でやろうとすれば、中学校以上であれば吹奏楽部やマーチングバンドが演奏するでしょうし、小学校によっても金管バンドや鼓笛隊で演奏するところがあるでしょう。ですが、わが子の小学校は音楽クラブでした。
 このときの音楽クラブの編成ですが、
スネアドラム、バスドラム、シンバル、タンバリン、トライアングル、ベルリラ、アコーディオンという見慣れたものの他に、妙な楽器を見つけました。

 その楽器と言うのは、マーチングドラムのように肩掛けフックで体の前に鍵盤が水平に保持されており、その下にスピーカーがぶら下がっていると言う代物です。今まで見たことがありません。
 子供に「何て言う楽器だ?」と訊いたところ「電子キーボード。」と言う答え。そりゃそうだけど、それじゃあ電子式キーボード一般でしょう。それではということで、ネットで検索してようやく探し当てました。マーチングキーボードと言うらしいです。皆さん、ご存知でしたか?

 確かに、打楽器ばかりではメロディーが演奏できませんし、小学生が演奏できるメロディー楽器というと、リコーダーか鍵盤ハーモニカで、屋外で演奏するには音量が不十分でしょう。このマーチングキーボードならそれらの問題は解決しますが、「そうまでしてやるかな?」という気がしないでもありません。

 教育現場には、一般人の知らないものがあるものだなと、感心した次第です。


【参考文献】
鈴木楽器ホームページ
http://www.suzuki-music.co.jp/index.htm
マーチングキーボード
http://www.suzuki-music.co.jp/product/8.htm

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