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24.聴かず嫌い

2006.1.28


 クラシック音楽というのは、作曲家、時代、楽器編成などによってさまざまなジャンルがあるわけです。ですから、「クラシック音楽が好きです。」という人と会ったとしても、嗜好の違いによって話がぜんぜん通じないということも多々あります。
 
 私が好んでよく聴くというのは、交響曲、交響詩、序曲、バレエ音楽などの管弦楽曲で後期ロマン派以降の曲です。国別で言えばロシアもの、フランスものなどが好きです。有体に言ってしまうと、吹奏楽で取り上げられることの多い派手なカッコイイ曲ですね。
 もちろん例外も多くあって、これ以外で好きな曲もありますし、この範疇で嫌いな作曲家もいます。

 その嫌いな作曲家を挙げると、ブルックナー、シベリウス、辺りでしょうか。プロコフィエフも一年位前まではほとんど聴かなかったのですが、コンサートで聴く予習で管弦楽曲集のCD(9枚組み)を買ってから聴くようになりました。
 まあ、クラシックの曲なんて無限といえるほどあるわけですから、一生のうちに耳にしない曲だって山程あるわけで、だったら好きな曲を聴いて楽しんでればいいと思っています。

 しかし、ブルックナーとシベリウスは嫌いといいましたが、実はほとんど聴いたことがないので、どんな曲があるのか全く知らないのです。つまり、「聴かず嫌い」というわけですね。何故そうなってしまったかは分かりませんが。

 うーん、聴かず嫌いかあ。

 こんなゲームを考えてしまいました。
4人で2人ずつのチームを2つ作ります。各々のチームのうち1人が大好きな曲を4曲挙げます。大好きな曲4曲といいましたが、実は1曲は大嫌いな曲にしておきます。つまり、大好きな曲3曲と大嫌いな曲1曲を挙げるわけです。大嫌いな曲が何かは相手チームに分からないようにしておきます。
 こうして選んだ8曲を、先攻と後攻で一曲ずつ聴いていきます。一曲聴くごとに、薀蓄やら思い出やらを語っていくのです。そして、相手チームが選んだ大嫌いな曲を探って、最終的に当てるというゲームです。
 ゲームですから大嫌いな曲を隠すために、大嫌いな曲で知ったかぶりをするとか、大好きな曲でとぼけて見るとか、駆け引きが必要でしょう。
 負けたチームは、もちろん罰ゲームで大嫌いな曲を全曲聴かなければなりません。

 ここまで考えて、ゲームを想像してみると、、、
 罰ゲームでブルックナーを聴くのはいやだなぁ。ますます嫌いに思えてきてしまいましたよ。

 このゲーム、
 『聴かず嫌い王決定戦』とか言って、どっかのテレビ局で、、、、やらないだろうなあ。
 

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