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308.暑いのだ

2012.5.13


 暑いのだ。

 いや、正確に言えば、「暑くなるのだ、夏になれば」ということになるのです。
 何を当たり前のことを、と仰るでしょうが、まぁ、その通りです。

 昨年、家を建てましたが、冷房については全く考えていませんでした。予算のこともありましたが、周りに田んぼなど水気のものもありますし、アスファルトの照り返しもなく、風通しも良い場所なので、エアコンの必要は無いと考えていたのです。
 昨年の夏を過ごしてみて、確かに一階は風も通り、それほど暑くならなかったのですが、二階などは屋根が熱を持つため結構暑くなったものでした。それでも、夜は窓を開ければ風が通るので涼しくはなったものです。

 それでも「暑くなる。」というのは、私の部屋です。
 私り部屋は、オーディオを鳴らしたり、楽器を演奏してもよいように防音室にしているのです。ということは、密閉性が高いということで、空気の流れは良いわけではありません。
 部屋の中には、デスクトップパソコン、オーディオという熱源があり、暑くなることは予想できたようなものですが、北向きの部屋ですし、大した事は無いかなと楽観していたのですが。

 暑かったのです。パソコン使っているだけで、他の部屋より3℃は高かったんじゃないでしょうか。そんな暑い状態になると、当然のことながらドアなどは閉めていられず、防音室としては使えないのでありました。
 秋になり涼しくなってから、漸くドアを閉めて楽器を吹くことが出来たのです。

 そういう訳ですから、エアコンは買わねばならないと心に決めておりました。家電量販店の広告を見ておりますと、特売品なのでしょうけれど、6畳間用のエアコンなら4万円程度から買えそうでありました。
 この連休に、その家電量販店へ行きエアコンを眺めていると店員さんに声をかけられたわけです。で、話を聞いていると、広告に載っている安いものは勧められず、基本機能の製品と言いながら10万円前後のものを勧めてくるわけですね。お店としては、高い製品を売った方が良いわけですから。

 以前エアコンを買ったのは、結婚祝いに兄弟にお金を出して貰い買ったものです。17年前になりますが、当時は川崎市多摩区に住んでおりましたので、エアコンなしでは夏は絶対に生活できない場所であり、20万円程の製品を買いました。今の製品から見れば、機能も少なく、省エネでもない製品でしたね。それを思えば、10万円前後の製品でも充分安い物なのですよね。

 ただ、私が気にしていたのは値段よりも、寸法でした。と言いますのも、エアコン設置を想定した窓の上の高さが、ちょっと足りなさそうだったのです。何故かというと、カーテンレールを大き目なものを付けていたのです。カーテンレールの上から廻縁までの寸法が27cmなのです。
 エアコンで高さの一番薄いものは25cmでした。ですから、それを選べは取り付くはずなのですが、結局店員さんに勧められて買うことにしたのは26cmのもの。たぶん大丈夫じゃないかなぁ、ということで。

 一週間経って、エアコンの取り付け工事をすることになりました。業者さんは見た瞬間、「取り付くかなぁ?」と言いました。わたしが、こういう寸法のものを選んでいると説明して、納得してもらいましたが、やはり取り付けようとすると、カーテンレールと干渉してしまうことが分かりました。取り付けの際に、エアコンの高さプラス3cmのスペースがないと、取り付け金具に引っ掛けられないということなのです。
 うーむ、確かにエアコンの高さ寸法は納まっても、取り付けに30cm近く必要ならば、それを店員さんは説明してくれなければいけないのではないか? と思ったりもしましたが、まぁ、きっとカタログのどこかに小さく書いてあるんだろうなぁ、などと思い納得しておきました。

 納得したのはよいでが、エアコンを取り付けるためにカーテンレールは外さなければなりません。去年のGWに時間をかけて一生懸命取り付けたカーテンレールですが、ちょうど一年で使えなくなってしまいました。
 カーテンレールを外したところで、エアコンは無事取り付けられました。

 そうすると、新しいカーテンレールを用意しなければなりません。今度は、ホームセンターへ行きカーテンレールを探します。ちょうど同じ様な形状で、取り付け寸法の高さが低いものがあり、購入することが出来ました。

 エアコンを買う時に、少々値切ったのでありますが、カーテンレール代でチャラになってしまいました。

 ということで、エアコンも完備できましたので、今年の夏は部屋の中で思う存分楽器の練習ができるのであります。
 でも、今の暑くない時期でも練習していないんだよなぁ、、、。

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