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164.反省

2008.11.8


 「反省だけならサルでも出来る」というCMがありました。まぁ、こちらの反省は、私も飲み会の翌日によくやっております。本当反省だけですよね。「性懲りも無く」といわれるヤツです。

 今回はそれではなく、一応次回には良い方向へ向かうようにという意味で反省です。第23回の駒ヶ根市民吹奏楽団定期演奏会を終えてということで、指揮者としてどうだったかと反省してみます。

 【読譜】
 指揮者は練習に入る前に、譜面を読んでおき解釈とどのような音楽作りをするか考えておかなければなりません。『展覧会の絵』については自分で編曲したこともあり、譜面は読み尽くしていたつもりだったのですが、なにしろ歳ですので忘れることが多いのです。前の回の練習で言ったことも忘れしまうくらいですから、十年近く前に作った譜面のことなど、、、。というわけで、事前に読譜をしてしっかり曲を身に付けておくことをしなければなりません。次回から、ちゃんとやりましょう。

 【振り】
 バトンテクニックともいうのですが、どのように曲を振るかということです。指揮者の一番目立つ仕事であります。振りにより、曲がだらけたり、引き締まったり、良し悪しに大変な差が出ます。よくTVの音楽番組で素人さんに指揮をさせてみるという企画があります。それで演奏の差に驚くことがありますよね。プロのオーケストラでもそうなのですから、アマチュア楽団での差というのもかなり出ることになります。指揮者としては、楽団の実力を最大限に出すよう指揮をしなければならないのですが、上手く振れないところが多々ありました。
 これは、読譜にも関連していて、事前に解釈と合わせてどのように振るかを考えておかなければなりません。練習の無いときに譜面を眺めながら、振り方を考えて「こうしよう」と決めておくのですが。
 いざ、プレーヤーの皆さんを前にして練習を始めると、その前の状態に戻ってしまうのですね。プレーヤーの皆さんとの呼吸が余計ずれてしまうの言うのか、新しく考えてきた振りが上手く行かないことも多かったです。上手く行っても、次の練習では忘れてしまっているとか。これも、歳による物忘れですかね。次回からちゃんとやりましょう。

 【曲の解説】
 練習時間と言うものは、ずっと演奏し続けているものではなく、時々指揮者のお話と言う時間があります。くだらない雑談から、曲の説明、薀蓄など、様々なネタをお話しすることがあります。
 「練習時間は、ずっと音を出していればいいじゃないか。」という方もいると思いますが、実は楽団の皆さんをリラックスさせるという重要な効果があるのです。と、もっともらしいことを言ったりしますが、本当は指揮者が休みたいのです。そのためには、様々なネタを持っておく必要があり、曲の解説なんかは最も役に立つものでもあります。
 しかし、今回は練習時間が短いと言う意識が強く、このおしゃべりの時間が少なかったような気がします。まぁ、練習時間が短かったので疲れも少なかったという事でしょうか。その分、曲に対するイメージがプレーヤーの皆さんに伝わりにくかったかもしれません。次回からちゃんとやりましょう。

 【録音】
 今年は、録音機とラジカセを購入しました。前にも書きましたとおり、練習の様子を録音して、みんなで聴き合って直さなければならないところを実感したいなぁ、と考えていたのですが。実際はそういった時間が取れず、録音しっぱなしで終わってしまいました。せっかく買った機材ですから、活用したいですね。次回からちゃんとやりましょう。

 【もうひとつ】
 録音機、ラジカセのほかに、今回練習で使おうと思い購入したものがありました。練習中に音程の確認をしたいときには、クラリネットの方に音を出してもらい、それに気になるパートの音を合わせるという事をしていたのですが、どうも効率がよくありません。というわけで、キーボードを購入していたのです。音程を合わせるために必要なのですから、ピッチコントロールのあるキーボードでなければなりません。安いものには無い機能なのですので、ある程度の値段はしてしまいます。と思っていましたが、探してみたら1万円弱でありました。CASIOのCTK-230です。いつものヨドバシ.comで購入。
 しかし、練習に持っていく荷物が増えるという理由で、結局一回も持っていくことはありませんでした。せっかく買った機材ですから、活用したいですね。次回からちゃんとやりましょう。


 以上のように有益な反省をすることが出来ました。きっと次回は、もっと上手く行くことに違いありません。 

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