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聴いた、観た、読んだ

コンサート、映画、DVD、本など感想です。


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2012年12月22日(土)
第38回(平成24年度)長野県アンサンブルコンテスト高等学校部門南信地区大会

 時間の都合により全60団体中、金管9団体、フルート6団体を聴くこととなりました。
 高校生と言えば、楽器経験が4〜5年ほどになる人たちのですから、演奏の方も一定のレベル以上になる訳です。
 審査員の皆さんは、全部で60団体をお聴きになるようですが、全く大変なことだと思います。
 私がは聴いて感じたところでは、「楽しい曲」はありましたが「楽しい演奏」になっていたかな?と言いうのが大きなところですね。楽譜の細かいところまで演奏することが出来ていても、楽しい演奏にする工夫をしていたところはなかったと思います。
 それは、私たち大人であっても難しいところですが、楽しい演奏を工夫するためには、多くの表現力、テクニックが必要になる訳で、やはりもっと練習は必要なんだろうなぁと思ってしまいました。

2012年12月10日(月)
愛知淑徳大学ウィンドオーケストラ 吹奏楽による第九演奏会

《指揮》 植田将平
《合唱指導》神田豊壽
《ソプラノ》 菊池京子

《アルト》 船越亜弥
《テノール》大久保亮
《バリトン》岸豊大
《合唱》第九演奏会特別合唱団
《曲目》
L.v.ベートーヴェン / 「エグモント」序曲 作品48
L.v.ベートーヴェン(宮澤俊亘 編) / 交響曲第9番作品125『合唱付き』

 ついに『第九』吹奏楽版が、全曲演奏され聴く機会を得られました。
 詳細は『休むに似たり』にて。

2012年12月2日(日)
伊那フィルハーモニー交響楽団第25回定期演奏会

《指揮》征矢健之助
《曲目》
P.I.チャイコフスキー / バレエ組曲『くるみ割り人形』 作品71a
D.ショスタコーヴィチ / 交響曲第5番 作品47
《アンコール》
A.ハチャトリアン / バレエ組曲『ガイーヌ』より「剣の舞」


 何かと都合が悪くここ数年聴けなかった伊那フィルの演奏会です。
 今回は最近「休むに似たり」でもネタにしたタコ5ということもあり、かなり期待して聴いて参りました。
 『くるみ割り』はこれまでの伊那フィルの雰囲気のまま、弦がいい音を出すようになって来たなぁ、と感じ、その分、木管が惜しい場面も幾つかあったような。
 その後、休憩のはずが、オケがはける前に征矢先生が登場し、いきなりショスタコーヴィチの演奏が始まったのです。「休憩なしか?」と思ったら、演奏が止まり、征矢先生の曲目解説が始まりました。これは、珍しいことですが、開演前に指揮者のプレトークというのもありますから、全く無いということではありません。
 オケで音を出しながらの解説だったので、大体どんな演奏になるか想像がついてしまったのは、ちょっとネタバレ的で残念だったような気がします。

 解説の後、休憩で、いよいよショスタコーヴィチ本番です。
 毎回、伊那フィルはいい演奏をするようになったなぁと感じているのですが、それでも弦に関しては弱点があって、弦楽器の鳴りが弱い、線が細すぎる時がある、そして音の移り変わりが音程が怪しく曖昧になるのですね。これが解消されれば、かなりアマチュアとしてはレベルの高いオケになると思っているのです。
 『くるみ割り』の時点で弦のff はよく鳴っており、音程の曖昧さもあまりありませんでした。pp での曖昧さはまだ所々残っていましたが。

 ショスタコーヴィチに入ってからは、別のオケになったかのように、弦が更に鳴りまくります。かなりff で演奏するよう指示されたのではないでしょうか。そのおかげで、音は固くなり美しさという面が隠れがちに聴こえました。30年くらい前のソヴィエトのオーケストラはこんな感じだったのではないだろうかと。
 ただ思ったのは、伊那フィルが今、ショスタコーヴィチを演奏しようと思ったら、こうせざるを得ないのではないかと。弦を鳴らせる限り鳴らさなければ、曖昧な音になってしまうから。選択肢がないという演奏。
 まさに『強制されたff

 知り合いも多くステージに乗っておりましたので、このように事を書くのは気が引けましたが、一聴衆としての感想を素直に書いてしまったのでありました。

2012年11月25日(日)
第53回駒ケ根市民音楽祭

 駒ケ根市民吹奏楽団は、例年通り音楽祭開始のファンファーレ、出演枠ではアッペルモント「ガリバー旅行記」よりI、IV楽章、最終の全体合唱では「明日があるさ」の伴奏を演奏いたしました。
 すっきり綺麗な音が出せたのではないかと思います。あとは、ちゃんとメンバーがそろって合奏に欠けがなくなれば、嬉しいのですが。
 楽しい音楽祭でした。
 

2012年11月11日(日)
第47回ヤマハ音楽教室ピアノはっぴょうかい

 今年も、末っ子がステージに上がりました。自分の曲では結構な大曲をしっかりと、、、できたかな。
 アンサンブルはみんなと合わせられましたね。
 一年間、また成長しました。来年も頑張ろう。  

2012年10月27日(土)
駒ケ根市民吹奏楽団第27回定期演奏会

《指揮》宮澤俊亘 / 瀧澤敏郎
《曲目》
【第1部】
ジョゼフ・フランソワ・ラウスキー(J.S.セレディ編)/サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲
諏訪雅彦 / 16世紀のシャンソンによる変奏曲
ベルト・アッペルモント / ガリバー旅行記
【第2部】
飯田信夫(郷間幹夫 編)/ ドリフ大爆笑のテーマ
大野雄二(黒川さやか 編)/ ルパン三世のテーマ〜love pop mix〜
`島邦明(本澤なおゆき 編)/ 世にも奇妙な物語
(小島里美 編)/ ご長寿番組大メドレー〜テレビの名作傑作20曲〜
いずみたく(児島里美 編)/  ドリフずっこけ大集合!!より『いい湯だな』
【第3部】
エドワード・エルガー(M.レットフォード/A.リード 編)/ 行進曲『威風堂々』第1番
モーリス・ラヴェル(宮澤俊亘 編)/ 亡き王女のためのパヴァーヌ
カミーユ・サン=サーンス(真島俊夫 編)/ 歌劇『サムソンとデリラ』より“バッカナール”
《アンコール》
ルロイ・アンダーソン/ サンドペーパー・バレエ
ルイジ・デンツァ(A.リード編)/ フニクリ・フニクラ


 今回のステージでは指揮をしていて、不安というかストレスというものはあまり無く、スムーズに流れたように思います。ただし『威風堂々』はスタミナ勝負、“バッカナール”は指回しに終わってしまった感はあり、音楽としてもっと歌いたかったと思いますが、やはり時間切れでした。
 第2部は、演出の所為もあり落ち着いていい演奏が出来ました。ここは去年の「曲間が短かった」という反省が生かせました。
 全体的にホットな演奏が出来、良かったと思います。(会場に暖房も入りましたし、、、)

2012年9月11日(火)
ニッポン・ウインド・シンフォニー第7回定期演奏会

《指揮》 新田 孝
《ピアノ》 田中 照子*
《ユーフォニアム》 後藤 文夫**
《吹奏楽》 ニッポン・ウィンド・シンフォニー

【曲目】
S.フェルヘルスト / 日本に捧ぐ歌
S.プロコフィエフ(D.マクレーン 編) / ピアノ協奏曲第1番*
O.レスピーギ(木村吉宏 編) / 交響詩『ローマの噴水』
R.ルディン / 詩のない歌
P.スパーク / パントマイム**
G.マーラー / 交響曲第1番より
 (日景貴文 編) 『花の章』
 (宮澤俊亘 編) 第4楽章「嵐のように激動して」
《アンコール》
上岡洋一 / 行進曲『秋空に』

 実に久しぶりの、プロ吹奏楽団のコンサートを聴きました。東京に出掛けてまで聴いたというのも、私が作りました譜面で演奏して頂けるということで。あの大曲をプロに演奏して頂けるなんて、夢のようです。
 選曲がユニークな吹奏楽団で、今回もプロコフィエフのピアノ協奏曲第1番を演奏されました。プロコフィエフの重々しさと不意に現れる透明感が良く表現されていました。逆にレスピーギの『ローマの噴水』は吹奏楽版を聴く機会も比較的有るので印象に残りにくいという面が出てしまいました。
 圧巻はやはりマーラーで、『花の章』から一連の交響詩(最初は交響詩として発表されましたから)の様に演奏され、そのサウンドは吹奏楽であることを忘れさせられました。

2012年6月17日(日)
第37回赤穂高校定期演奏会

【第1部】
《吹奏楽》
John Williams / オリンピックファンファーレ
福田洋介 / さくらのうた
保科 洋 / 風紋
《器楽》
ミッシェル・ポルナレフ / シェリーに口づけ
Izumi Nakasone (尾関美和子 編) / NAO
G.Verdi (Rid.A.Norldcchi 編) / ナブッコ序曲
《声楽》
淡野保昌 編 / Hail Holy Queen
A.Altman,N.Gimbel 詞 / Paul Mauriat 曲 / I will follow him
ルーチョ・クアラントット 詞 / ランチョスコ・サルトーリ 曲 / Time to say goodbye
【第2部】
 《声楽》
竹岡範男 詞 / 矢田部宏 曲 / 樹氷の町
G・アポリネール 詞 / 高嶋みどり 曲 / 贈り物
寺山修二 詞 / 信長貴富 曲 / ヒスイ
星野富弘 詞 / 千原英喜 曲 / 明日へ続く道
《器楽》
クラウス・バデルト(山本雅三 編) / 彼こそが海賊
ゴダイゴ(Kuro Yamaguchi 編) / 銀河鉄道999
高見 優(安堂 悠 編) / JIN -仁- Main Title
葉加瀬太郎(尾関美和子 編) / 情熱大陸
《吹奏楽》
Syou Kiryuin(Louis Kihara 編) / 女々しくて
J.Garland(山下国俊 編) / イン・ザ・ムード
菅野祐悟(林直樹 編) / Security Police〜「SP」メインテーマ〜
Hirotaka Izumi(Toshio Mashima 編) / 宝島
【アンコール/全体演奏】
上を向いて歩こう

 さて、二年振りに聴きに参りました。どの部もコンクールに演奏する曲を演奏されましたが、まだこれから詰めていくといった状態でしょう。吹奏楽部について言えば、トランペットのハイトーンのスタミナ、各パートの音色の作り込み、パートバランスが課題ではないでしょうか。クラリネットが少ないのが少々痛い。と第1部のうちは聴いておりましたが、第2部になりまして音がしっかり鳴り、全体の響きが良くなっていました。オリジナル曲とポップス曲という違いはありますが、曲を理解して各パートをしっかり鳴らすということには変わりありませんので、コンクールに向けてしっかり練習できるといいなと思います。



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